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概要:家族は、娘の帰国を認めるようアメリカ政府を訴えている。
ABC New
アメリカのポンペオ国務長官は3月4日(現地時間)、過激派組織「イスラミックステート(IS)」の戦闘員の妻ホダ・ムサナ(Hoda Muthana)さんは「アメリカ市民ではない」とし、「アメリカへの帰国は許可しない」と述べた。
「アメリカ人の命を危険にさらす彼女のような人間を帰国させる必要はない」と、ラジオ番組で語った。
ムサナさんは2014年11月にISに参加するため、シリアに密入国すると、2015年にはツイッターで、アメリカ人に対する暴力を呼びかけた。
ムサナさんはアメリカ市民だと主張する家族は、出生国であるアメリカへの娘の帰国を認めるよう、政府を訴えた。
裁判所は訴訟手続きを早める要求を退けたため、手続きは夏頃までかかる可能性がある。
アメリカのポンペオ国務長官は3月4日、アメリカ生まれのIS戦闘員の妻、ホダ・ムサナさん(24歳)について「アメリカ人の命を危険にさらす彼女のような人間を帰国させる必要はない」と述べ、帰国を認めない考えを改めて示した。
ムサナさんは2014年11月、家族と一緒に暮らしていたアラバマ州を後にし、ISに参加するため、シリアに密入国した。現地でISの戦闘員と結婚し、息子を生んだ。夫はその後、死亡した。
ムサナさんは、ツイッターでアメリカ人に対する暴力を呼びかける投稿もしていた。ニューヨーク・タイムズによると、彼女は2015年3月から「車で近付き、彼らの血であふれさせてやれ。大きなトラックを借りて、全員ひいてしまえ」などとツイートしていた。
ムサナさんが18カ月になる息子とISを脱走したのは2018年12月。組織が崩壊し、クルド人勢力に降伏したときのことだ。
現在、シリアの難民キャンプで拘留されているムサナさんは、自身をアメリカ市民だと主張し、アメリカへの帰国を求めている —— 彼女がアメリカ市民かどうかは、裁判所で議論となっている。
トランプ大統領の指示により、ポンペオ国務長官は2月下旬、ムサナさんは「アメリカ市民ではなく、アメリカへの帰国は認められない」との声明を発表した。
そして、3月4日のラジオ局のインタビューで、ポンペオ長官は改めて、帰国を認めない考えを示した。
「彼女は、ネット上でアメリカの若い男女を殺せと呼びかけた女性だ」
ポンペオ長官はWOCラジオの『AM Quad Cities』で語った。「彼女はジハードを呼びかけ、アメリカの街中でバンを走らせ、アメリカ人を殺させようとした」
「彼女はアメリカ市民ではない。市民権を主張する権利はない」とポンペオ長官は述べ、「彼女はテロリストだ。外国人テロリストをアメリカに帰国させるべきではない」と説明した。
そして「トランプ大統領は、彼女を帰国させないと決めた」と言い、「我々にこうしたリスクを抱える必要はないし、アメリカ市民でもない、アメリカ人の命を危険にさらす彼女のような人間を帰国させる必要はない」と語った。
ムサナさんはアメリカ生まれのアメリカ市民だと主張する彼女の父親は、アメリカ政府を訴えた。
ムサナさんは、イエメンの元外交官の娘として1994年10月にニュージャージー州ハッケンサックで生まれた。父親は、娘が生まれる直前に外交官を辞めたと報じられているが、アメリカの関係当局は翌年までそれを知らされておらず、事実上、その外交的地位の失効日を遡ることになった。
合衆国憲法修正第14条の下、アメリカで生まれた者には自動的にアメリカ国籍が与えられる。しかし、他国の外交保護の下にある個人の子どもには適用されない。
司法省は4日、ムサナさんは「アメリカ市民ではなく、これまで市民であったこともない」と述べ、ポンペオ国務長官の声明を支持した。
後悔の念を示しつつも憤慨したムサナさんはCBSニュースに対し、トランプ大統領は「司法制度を勉強」すべきで、自身の帰国は許されるべきだと語った。
「書類は持っている。わたしには市民権がある」
ムサナさんは以前、アメリカのパスポートを所持していたが、司法省が4日に申請した文書は、パスポートは「誤って」彼女に発行されたとしている。国務省は2016年、ムサナさんに対し、パスポートはもはや有効でないと通知した。
裁判所は4日、訴訟手続きを早めてほしいとの家族の要求を退けた。これで訴訟は夏頃まで持ち越される可能性がある。
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[原文:'She's a terrorist. We don't need people like her': Pompeo slams ISIS bride begging to return to US]
(翻訳、編集:山口佳美)
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