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概要:25日の東京市場は、前週末NY市場で株安・ドル安・米長期金利低下が急速に進んだことを受け、日経平均<.N225>は一時、700円を超す下落となった。ドル/円<JPY=EBS>も109円後半に下落、長期金利<JP10YTN=JBTC>は2016年8月以来、2年7カ月ぶりの水準となるマイナス0.095%(訂正)に低下した。世界経済に対する懸念が東京市場でも広がり、リスクオフ心理が優勢になった。 午前の株式市場では
[東京 25日 ロイター] - 25日の東京市場は、前週末NY市場で株安・ドル安・米長期金利低下が急速に進んだことを受け、日経平均.N225は一時、700円を超す下落となった。ドル/円JPY=EBSも109円後半に下落、長期金利JP10YTN=JBTCは2016年8月以来、2年7カ月ぶりの水準となるマイナス0.095%(訂正)に低下した。世界経済に対する懸念が東京市場でも広がり、リスクオフ心理が優勢になった。
午前の株式市場では、日経平均が前営業日比697円07銭安の2万0930円27銭で取引を終えた。下げ幅は一時700円を超え、取引時間中としては2月15日以来、約1カ月半ぶりの安値水準を付けた。
世界景気の減速懸念が再燃し、前週末の米国株が大幅安となった流れを引き継ぎ、朝方から幅広く売りが先行した。ドル/円が109円台まで円高に振れたことも重荷となった。シカゴの米株価指数先物の下げが大きくなると、海外勢から仕掛け的な先物売りも出て下げ幅が拡大した。
TOPIX.TOPIXは同2.72%安で午前の取引を終了。東証1部の前場の売買代金は1兆2101億円だった。東証33業種のすべてが下落。景気敏感セクターの機械、鉄鋼、電気機器などが売られたほか、日米の長期金利低下による運用環境の悪化を懸念し、銀行、保険なども安い。
エーザイ(4523.T)がストップ安売り気配となったことで、医薬品の下げも目立つ。市場では「米欧の景況感に悲観的なムードが広がってきた。円高がさらに進めば海外短期筋の先物売りが一段と強まる懸念もある」(サクソバンク証券・チーフマーケットアナリストの倉持宏朗氏)との声が出ていた。
東証1部の騰落数は、値上がり79銘柄に対し、値下がりが2033銘柄、変わらずが27銘柄だった。
ドル/円は、前週末に1カ月半ぶり安値を更新する109.74円まで一時下落。朝方の東京市場では、散発的な買いで110円ちょうど付近までいったん戻した。
その後、仲値公示の後に、109.70円まで下落。2月8日以来1カ月半ぶり安値を付けた。きょうは商業決済が集中する5・10日にあたるが、日経平均が下げ幅を拡大するとともに、円の堅調さも目立ってきた。
市場では「年度末の売買需要が下支えになっているが、それがなくなる来週以降は、下げ圧力が強まるかもしれない」(邦銀)との声が出ている。
円債市場では、国債先物中心限月6月限2JGBv1が、前営業日比15銭高の153円19銭と続伸して午前の取引を終了した。
前週末の欧米市場では予想を下回る経済指標を背景に、10年独国債利回りFGBLc1がマイナス圏に沈んだほか、米長短金利が逆転。世界景気の減速懸念が強まる中、安全資産と位置づけられる国債が選好された。10年最長期国債利回り(長期金利)JP10YTN=JBTCは同2bp低いマイナス0.095%と、2016年8月以来、2年7カ月ぶりの水準に低下した。
超長期ゾーンでは新発20年債利回りJP20YTN=JBTCが同2.5bp低い0.325%、新発30年債利回りJP30YTN=JBTCが同3bp低い0.490%に低下した。20年債利回りは16年9月以来、30年債利回りは同年11月以来の低水準を付けた。
日銀が中期・超長期を対象に午前10時10分に通告した国債買い入れオペでは、市場の予想通りオファー額は前回から据え置かれた。市場の反応も限定的だった。「国内勢が買いそびれている印象があるが、期末で参加者が少なく、上を追う投資家はあまりいない状況」(国内証券)との声も出ていた。
午前の短期金融市場で、無担保コール翌日物はマイナス0.03─マイナス0.086%を中心に取引された。積み期前半のため引き続き資金調達意欲は限られた。ユーロ円3カ月金利先物は期先物がやや強含み。
*本文第一段落で金利水準を「マイナス0.095%」に訂正します。
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