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概要:米サンフランシスコ地区連銀のデーリー総裁は26日、経済指標で米経済に利上げが必要なのか、利下げが必要なのかが明確に示されるまで金融政策の調整は待つとする連邦準備理事会(FRB)の現在の政策スタンスを支持すると述べた。 同総裁はサンフランシスコのコモンウエルスクラブで行った講演後に記者団に対し「現在は忍耐強くあろうとしている」とし、「どちらの方向に進むべきか、指標で明らかになるまで忍耐強くあろうと考えている」と述べた。
[サンフランシスコ 26日 ロイター] - 米サンフランシスコ地区連銀のデーリー総裁は26日、経済指標で米経済に利上げが必要なのか、利下げが必要なのかが明確に示されるまで金融政策の調整は待つとする連邦準備理事会(FRB)の現在の政策スタンスを支持すると述べた。
同総裁はサンフランシスコのコモンウエルスクラブで行った講演後に記者団に対し「現在は忍耐強くあろうとしている」とし、「どちらの方向に進むべきか、指標で明らかになるまで忍耐強くあろうと考えている」と述べた。
同総裁はこの日、インフレ率がFRBの目標を長らく下回っていることで、FRBに対する信認が揺らぐ恐れがあるとの見解を表明。[nL3N21D3YK]
ただその後、記者団に対し、自身の予想より時間がかかってはいるがインフレ率は最終的には上向くとの見方を表明。「雇用者は賃金を緩やかに引き上げている。通常より時間がかかっているだけだ」とし、「循環的な物価上昇は顕著に見られておらず、こうしたことが忍耐強くある戦略につながっている」と述べた。
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