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概要:日銀が10日発表した9月の企業物価指数(2015年平均=100、速報)は100.9となり、前年比で1.1%下落した。下落率は前月から0.2%ポイント拡大、2016年12月(同1.2%下落)以来の大きさとなった。原油価格下落などの影響を受けた。 日銀幹部は「前年この時期は上昇していたので、その裏が出る形で前年比マイナスが拡大している」と語った。 下落は4カ月連続。ロイターが集計した民間調査機関の予測中央値は前年比1.2%下落だった。
[東京 10日 ロイター] - 日銀が10日発表した9月の企業物価指数(2015年平均=100、速報)は100.9となり、前年比で1.1%下落した。下落率は前月から0.2%ポイント拡大、2016年12月(同1.2%下落)以来の大きさとなった。原油価格下落などの影響を受けた。
日銀幹部は「前年この時期は上昇していたので、その裏が出る形で前年比マイナスが拡大している」と語った。
下落は4カ月連続。ロイターが集計した民間調査機関の予測中央値は前年比1.2%下落だった。
石油・石炭製品は前年比11.9%の下落(8月は9.9%下落)、スクラップ類は同27.1%下落(同21.9%下落)、化学製品は同4.8%下落(同4.6%下落)だった。
公表744品目のうち、前年比で上昇したのは355品目、下落したのは291品目。上昇と下落の差は64品目で、前月の68品目から縮小した。
ただ、前月比は横ばいだった。サウジアラビアの石油施設が攻撃されたことで原油価格が上昇した影響を受けた。日銀幹部は「米中貿易摩擦で市場の懸念が強まり市況が下がる動きはいったん落ち着いた可能性がある」との見方を示した。
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