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概要:マイクロソフトが7月に買収した通信ソフトウェア会社の価格が少なくとも2億7000万ドルだったことが、当局に提出した書類から明らかになった。AWSとの対決姿勢が鮮明になってきている。
マイクロソフトのサティア・ナデラ最高経営責任者(CEO)。
REUTERS/Sergio Perez
マイクロソフトは、クラウドベースの通信ソフトウェア会社メタスイッチ・ネットワークス(Metaswitch Networks)を、少なくとも2億7000万ドル(約300億円)相当の株式で買収した。
5Gネットワークの構築を進める通信事業者の関心を惹きつけ、クラウドビジネスでアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)に対抗する戦略の一環とみられる。
メタスイッチは通信事業者向けのソフトウェアソリューション開発を手がける。マイクロソフトはその買収金額の一部を「2億7025万5106ドル」相当の株式で支払った。同社が最近、米証券取引委員会(SEC)に提出した書類から明らかになった。
ただし、それ以外に現金で支払われた部分があるのかどうかは判明していない。マイクロソフトは、メタスイッチと7月14日に締結した契約の定めに従い、本件についてコメントはできないとしている。
アナリストは買収金額について「合理的な金額」
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マイクロソフトは数カ月前(2020年3月)に、5Gソフトウェア会社アファーム・ネットワークス(Affirm Networks)を買収したばかり。
買収金額は公表されていないが、ブルームバーグは匿名の情報源への取材から13億5000万ドル(約1485億円)と報じている。また、米CNBCテレビは、アファームのある投資家がこの契約について「ユニコーンの買収」とツイートしたことから、10億ドル(約1100億円)以上の買収金額だったとしている。
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