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概要:英国のスナク財務相ら閣僚10人が、新型コロナウイルスのオミクロン変異株抑制に向けたクリスマス前の規制導入に反対していると英紙タイムズが報じた。感染予測に疑問を呈しているという。
ロイター編集
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英国のスナク財務相(写真左)ら閣僚10人が、新型コロナウイルスのオミクロン変異株抑制に向けたクリスマス前の規制導入に反対していると英紙タイムズが報じた。ロンドンの首相官邸前で1日撮影(2021年 ロイター/Henry Nicholls)
[19日 ロイター] - 英国のスナク財務相ら閣僚10人が、新型コロナウイルスのオミクロン変異株抑制に向けたクリスマス前の規制導入に反対していると英紙タイムズが報じた。感染予測に疑問を呈しているという。
それによると、政府の首席科学顧問パトリック・バランス氏が週末、閣僚らに国民保健サービス(NHS)の逼迫を避けるためできるだけ早く新たな規制を導入すべきと勧告。政府の非常時科学諮問委員会(SAGE)は、対策が講じられなければ毎日約3000人が病床を必要とする事態になる恐れがあると警告した。
しかし、閣僚の約3分の1が研究の確度に疑念があるとして規制導入に反発。スナク財務相はより明確な情報が得られるまで待ちたいとし、さらに多くのモデルを検討してから決定を下す意向を示唆した。
また同紙は側近の発言として、自粛や追加接種(ブースター接種)を理由にジョンソン首相も一段の規制には消極的だと伝えた。
ジャビド保健相は19日、政府がクリスマス前に制限を強化する可能性に含みを持たせた上で、オミクロン株の拡散は極めて速いと述べていた。
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