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ロシア債に新たな逆風－ジャンク級への格下げや中銀への制裁で
概要：ロシア債の保有者は今週、新たな現実に直面する見通しだ。西側諸国がロシア中央銀行に対する新たな制裁で合意したことや、同国の信用格付けがジャンク級（投機的格付け）に引き下げられたことで、ソブリン債による資金調達へのアクセスが途絶える恐れがある。
ロシア債の保有者は今週、新たな現実に直面する見通しだ。西側諸国がロシア中央銀行に対する新たな制裁で合意したことや、同国の信用格付けがジャンク級（投機的格付け）に引き下げられたことで、ソブリン債による資金調達へのアクセスが途絶える恐れがある。
格付け会社Ｓ＆Ｐグローバル・レーティングはロシアの格付けをジャンク級に引き下げた。ムーディーズ・インベスターズ・サービスは現在、ロシアの格付けをジャンク級を一段階上回る水準にしているが、引き下げの方向で見直す方針を示した。
一方、米国と欧州連合（ＥＵ）は共同でロシア銀行（中央銀行）に制裁を科すことで合意した。これによって国際市場への依存脱却に向けてロシア政府が構築した資金バッファーへのアクセスが閉ざされる可能性がある。また、西側諸国が国際銀行間通信協会（ＳＷＩＦＴ）の国際決済ネットワークから一部のロシアの銀行を排除することで合意したことにより、 同国の銀行システムが機能不全に陥る恐れもある。
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