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概要:3日の原油先物は大幅続伸。ウクライナ危機を巡る供給懸念が広がったほか、米原油在庫が数年来の低水準に落ち込む中、ブレントは1バレル=118ドルを突破した。
3月3日の原油先物は大幅続伸。ウクライナ危機を巡る供給懸念が広がったほか、米原油在庫が数年来の低水準に落ち込む中、ブレントは1バレル=118ドルを突破した。写真は米オクラホマ州のオイルタンク。2016年3月撮影(2022年 ロイター/Nick Oxford)
[シンガポール 3日 ロイター] - 3日の原油先物は大幅続伸。ウクライナ危機を巡る供給懸念が広がったほか、米原油在庫が数年来の低水準に落ち込む中、ブレントは1バレル=118ドルを突破した。
石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」は2日の閣僚級会合で、4月も現行の増産ペースを維持することで合意した。
0112GMT(日本時間午前10時12分)時点で、北海ブレント先物は3.67ドル高の116.60ドル。その後は5ドル超上昇の118.12ドルを付けた。
米WTI先物は2.41ドル高の113.01ドル。その後、4ドル超上昇の114.70ドルを付けた。
ANZのアナリストはノートで「米ホワイトハウスはロシアの石油精製を対象とした輸出規制を適用すると発表し、ロシアへの圧力を強めた」と指摘。「ロシアの石油供給が引き続き制約を受けるという懸念が増した」とした。
一方、米国の在庫は引き続き減少。オクラホマ州クッシングの主要な原油ハブのタンクは2018年以来の低水準となっている。また、ホワイトハウスが1日に発表した協調放出よりも前の時点で、米戦略備蓄が約20年ぶりの低水準まで落ち込んだ。
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