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概要:10日のニューヨーク外為市場でドル・円は、115円85銭へ弱含んだのち、116円19銭まで反発し、116円13銭で引けた。 米2月消費者物価指数(CPI)は40年ぶり最大の伸びを示し、連邦準備制度理事
10日のニューヨーク外為市場でドル・円は、115円85銭へ弱含んだのち、116円19銭まで反発し、116円13銭で引けた。
米2月消費者物価指数(CPI)は40年ぶり最大の伸びを示し、連邦準備制度理事会(FRB)の利上げを正当化する結果となったため、長期金利上昇に伴うドル買いが強まった。
また、ウクライナ、ロシアの外相会談で停戦交渉に進展がなく、警戒感から質への逃避のドル買いも再燃した。
ユーロ・ドルは1.1107ドルから1.0976ドルまで下落し、1.0988ドルで引けた。
欧州中央銀行(ECB)は定例理事会で市場の予想通り政策金利の据え置きを決定した。
インフレがECBの目標である2%で安定する可能性が高まったため、想定より早く量的緩和を終了する計画を発表し、年内利上げの可能性も除外しなかったため、一時ユーロ買いが加速。
ただ、ロシア、ウクライナ外相会談で停戦交渉に進展なく、ウクライナ情勢は改善ひていないことから、ユーロ売りが優勢となった。
ユーロ・円は128円74銭から127円42銭まで下落。
ポンド・ドルは1.3183ドルから1.3084ドルまで下落した。
ドル・スイスは0.9255フランから0.9309フランまで上昇した。
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