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概要:米航空大手ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングスが18日発表した第3・四半期決算は、旅行需要の堅調な回復を背景に利益が予想を上回った。
米航空大手ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングスが18日発表した第3・四半期決算は、旅行需要の堅調な回復を背景に利益が予想を上回った。
[シカゴ 18日 ロイター] - 米航空大手ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングスが18日発表した第3・四半期決算は、旅行需要の堅調な回復を背景に利益が市場予想を上回った。第4・四半期の利益見通しも予想を上回り、株価は時間外取引で約7%上昇した。
第3・四半期の調整後1株利益は2.81ドルと、リフィニティブがまとめたアナリスト予想の2.28ドルを上回った。新型コロナウイルスによるパンデミック(世界的大流行)前の2019年第3・四半期以来の好調な結果となる。
第4・四半期については、有効座席マイル当たり総収入がパンデミック前の19年第4・四半期と比べて24─26%増加すると予想。調整後1株利益は2.00─2.25ドルになるとの見通しを示した。市場予想は0.98ドル。
カービー最高経営責任者(CEO)は声明で「景気減速への懸念が高まっているが、 新型コロナ禍からのユナイテッドの回復は続いており、今年第4・四半期、来年以降も業績は好調になると楽観視している」とした。
同社は、調整後の税引前利益率9%という目標を来年に達成できると自信を示した。
米航空業界は、消費者による3年ぶりの強い需要を享受している。コロナ禍で閉鎖されていた国境の再開やドル高を受けて海外旅行が増加しているほか、オフィス勤務再開でビジネス需要も高まっている。
ユナイテッドの第3・四半期旅客売上高の内訳では、欧州が19年第3・四半期と比べて40%増加し、全体の21%を占めた。
こうした堅調な需要を受け、同社は来年に大西洋路線を19年比で30%増便すると発表した。
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