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概要:米国株式市場は広範な銘柄に買いが入り、主要3指数は揃って約2.5%上昇して終了した。来週に米連邦公開市場委員会(FOMC)を控える中、経済指標が底堅く企業決算も良好だったことでリスク選好度が上昇した。
[ニューヨーク 28日 ロイター] - 米国株式市場は広範な銘柄に買いが入り、主要3指数は揃って約2.5%上昇して終了した。来週に米連邦公開市場委員会(FOMC)を控える中、経済指標が底堅く企業決算も良好だったことでリスク選好度が上昇した。
米国株式市場は広範な銘柄に買いが入り、主要3指数は揃って約2.5%上昇して終了した。来週に米連邦公開市場委員会(FOMC)を控える中、経済指標が底堅く企業決算も良好だったことでリスク選好度が上昇した。
週間では、ナスダック総合とS&P総合500種が2週連続、ダウ工業株30種は4週連続で上昇。ダウの週間ベースでの上昇率は5月以来最大だった。
カーソン・グループのチーフ市場ストラテジスト、ライアン・デトリック氏は「ダウは歴史的に見ても最高の一カ月だった。弱気相場が終了した可能性がある」と指摘。「2週間連続で金曜日に積極的な買いが入っており、週末をはさんで株式を保有することに対する安心感が増している」と述べた。
前日決算を発表したアマゾン・ドット・コムは6.8%下落したものの、アップルが7.6%上昇。
石油大手シェブロンやエクソンモービルなどのハイテク以外の業種の企業が好決算を発表したことで、企業の四半期業績に対する見方全体が改善した。リフィニティブがまとめたデータによると、アナリストは第3・四半期のS&P500銘柄企業の収益伸び率は4.1%になると予想。前日時点では2.5%だった。
この日発表の経済指標では、9月の個人消費支出(PCE)統計で、変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアPCE価格指数が前年同月比5.1%上昇し、8月の4.9%から加速。FRBは物価の指標としてPCE価格指数に注目している。
CMEグループのFEDウォッチによると、金利先物市場が織り込む11月米連邦公開市場委員会(FOMC)での0.75%ポイント利上げの確率は84.5%。12月会合の0.50%ポイント利上げの確率は51.4%。
カーソンのデトリック氏は「12月会合でFRBがハト派化する可能性は1カ月前は皆無だったが、現在はそうした可能性が見え始めている」と述べた。
S&P主要11セクターでは、アマゾンが重しになった一般消費財以外が全てが上昇。ハイテク株が最も大きく上げた。
個別銘柄ではインテルが10.7%高。通信大手TモバイルUSが7.4%高。
米実業家イーロン・マスク氏が27日にツイッターの買収を完了させたことで、ツイッターはニューヨーク証券取引所を上場廃止となった。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を2.87対1の比率で上回った。ナスダックでは2.12対1で値上がり銘柄数が多かった。
米取引所の合算出来高は112億6000万株。直近20営業日の平均は115億3000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 32861.80 +828.52 +2.59 32204.3 32889. 32158.1
前営業日終値 32033.28
ナスダック総合 11102.45 +309.78 +2.87 10766.2 11117. 10766.
前営業日終値 10792.68
S&P総合500種 3901.06 +93.76 +2.46 3808.26 3905.4 3808.2
前営業日終値 3807.30
ダウ輸送株20種 13574.98 +205.89 +1.54
ダウ公共株15種 921.17 +24.39 +2.72
フィラデルフィア半導体 2433.66 +93.06 +3.98
VIX指数 25.75 -1.64 -5.99
S&P一般消費財 1132.37 -3.41 -0.30
S&P素材 470.30 +4.77 +1.03
S&P工業 800.42 +18.60 +2.38
S&P主要消費財 761.97 +16.54 +2.22
S&P金融 568.03 +13.78 +2.49
S&P不動産 230.77 +5.40 +2.39
S&Pエネルギー 685.71 +4.52 +0.66
S&Pヘルスケア 1547.85 +25.67 +1.69
S&P通信サービス 164.62 +4.77 +2.98
S&P情報技術 2271.63 +98.30 +4.52
S&P公益事業 342.40 +9.50 +2.85
NYSE出来高 9.65億株
シカゴ日経先物12月限 ドル建て 27510 + 500 大阪比
シカゴ日経先物12月限 円建て 27505 + 495 大阪比
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