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概要:[ベルリン/チューリヒ 8日 ロイター] - スイス大手銀行UBSのドイツ・フランクフルト支店とミュンヘン支店に対し、同国司法当局がロシア新興財閥(オリガルヒ)のアリシェル・ウスマノフ氏によるマネーロ
[ベルリン/チューリヒ 8日 ロイター] - スイス大手銀行UBSのドイツ・フランクフルト支店とミュンヘン支店に対し、同国司法当局がロシア新興財閥(オリガルヒ)のアリシェル・ウスマノフ氏によるマネーロンダリング(資金洗浄)疑惑に関連した家宅捜索を実施した。フランクフルト検察報道官が8日、ウスマノフ氏に関係する銀行口座を対象に家宅捜索したと確認した。
同報道官によると、マネーロンダリングが数千万ユーロの規模で行われた疑いがあるという。UBSは同日、2支店が家宅捜索対象となったことを認めた上で、当局に協力しているとコメントした。
一方ウスマノフ氏の広報担当者は、ドイツ当局側の主張は根拠がなく虚偽だと反論。「ウスマノフ氏は法律を守る誠実な納税者だ。ロシアで税金を支払っている」と主張した。
フランクフルト検察によると、捜査はUBSの組織自体や従業員を直接調べるものではない。これまでにドイツの捜査当局がバイエルン州のウスマノフ氏関連施設やウスマノフ氏所有豪華ヨットに行った時と同じ事前手続きを取って実施したとしている。
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