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概要:22日の欧州株はほぼ変わらず。英国の根強いインフレが意識されたほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)の金融政策判断を控えて様子見の展開となった。引け後に発表されたFOMCの主要政策金利は0.25ポイントの引き上げだった。
22日の欧州株はほぼ変わらず。英国の根強いインフレが意識されたほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)の金融政策判断を控えて様子見の展開となった。引け後に発表されたFOMCの主要政策金利は0.25ポイントの引き上げだった。
ストックス欧州600指数は0.2%高。業種別株価指数では消費関連銘柄や食品・飲料株が特に上昇した。一方、不動産株は大幅安となった。銀行株はほぼ変わらずだった。
欧州債市場では英国債の利回り曲線がベアフラット化した。2月の英消費者物価指数(CPI)上昇率が予想外に加速したことに反応した。ドイツ債の利回り曲線もベアフラット化。欧州中央銀行(ECB)当局者が追加利上げの可能性に触れたことが手掛かりとされた。
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短期金融市場が織り込むイングランド銀行(英中央銀行)による23日の利上げは23ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)。一時は29bpまで上昇していた。ブルームバーグがまとめたアナリストの予想では25bpの利上げが過半数を占めた。ピーク金利は9月までに4.64%と見込まれている。
英2年債利回りは23bp上昇して3.51%と、昨年9月26日以来の大幅な上げとなった。
短期金融市場はECBの5月利上げを22bpと想定している。ターミナルレートは9月までに3.56%と、14bp引き上げられた。
3月22日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)
債券 | 直近利回り | 前営業日比 |
---|---|---|
独国債2年物 | 2.71% | +0.09 |
独国債10年物 | 2.33% | +0.04 |
英国債10年物 | 3.45% | +0.08 |
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