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概要:金融環境が引き締まることがリセッション(景気後退)につながるとの懸念で、株式市場のトレーダーらはリスクエクスポージャーについて再考し質への逃避を加速させている。
金融環境が引き締まることがリセッション(景気後退)につながるとの懸念で、株式市場のトレーダーらはリスクエクスポージャーについて再考し質への逃避を加速させている。
ノムラ・セキュリティーズ・インターナショナルのクロスアセット・ストラテジスト、チャーリー・マケリゴット氏は「良い状況ではない」として「銀行の『収益力危機』が『支払い能力危機』に転化した。これは金融環境が相当引き締まるきっかけになるだろう」と話した。
ポジションの見直しはシリコンバレー銀行(SVB)破綻で米銀行システムの問題が鮮明になった約2週間前に始まった。金融セクターが問題の震源であることに加え、年初からの株式相場上昇が市場の反応を激しいものにした。
Banking Stocks Remain in Pain Even After Credit Suisse Rescue
Recession concerns are putting pressure on lenders
Source: Bloomberg
とはいえ、リスクはしばらく前からそこにあり、ドイツ銀行や仏ソシエテ・ジェネラル株のここ1カ月の大幅下落は、金融システムへのリスクよりも、融資活動の縮小と貸倒引当金積み増しの必要性で銀行の利益が打撃を受けることへの懸念が主因だ。
銀行以外にもエネルギー株や自動車株、資源株、商業用不動産関連など成長に敏感なセクターが売られた。代わって食品や医薬品、通信など景気減速に耐えられるとみなされる業界に投資家が流れた。
Source: Bloomberg
マイケル・ハートネット氏らバンク・オブ・アメリカ(BofA)のアナリストによれば、こうしたポジションは株式相場が向こう3-6カ月に新たな安値を試すとみられる理由の一つだ。
ファクターモデルからも同様の傾向がうかがわれる。運用者はレバレッジが大きくボラティリティーの高い企業や、配当と自社株買い戻しが高水準の銘柄を避けている。企業が今後、株主還元よりも資金の内部留保を重視すると見込んでいる。
一方、金(ゴールド)は一時1オンス=2000ドルを超え安全需要を示した。BofAが引用したEPFRグローバルのデータによればマネー・マーケット・ファンド(MMF)には22日までの1週間に2022年3月以来の大きな資金が流入した。
マケリゴット氏によれば、米株価指数と上場投資信託(ETF)のインプライドボラティリティー(予想変動率)は「かなり」高く、ボラティリティー指数(VIX)の予想変動率を示すVVIX指数もテールリスクに対するヘッジ需要を示している。
JPモルガン・チェースのグローバル市場チーフストラテジスト、マルコ・コラノビッチ氏は22日フランクフルトでの会議で、「ほかに表現のしようがないが、当社の見通しはネガティブだ」とし、現金資産と短期債を勧めた。
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