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概要:[シドニー 29日 ロイター] - オーストラリア統計局が29日発表した2月の消費者物価指数(CPI)は前年比6.8%上昇した。伸びは1月の7.4%から鈍化して8カ月ぶり低水準となり、市場予想の7.1
[シドニー 29日 ロイター] - オーストラリア統計局が29日発表した2月の消費者物価指数(CPI)は前年比6.8%上昇した。伸びは1月の7.4%から鈍化して8カ月ぶり低水準となり、市場予想の7.1%も下回った。旅行や宿泊施設の価格が大きく下落したことが一因。
オーストラリア準備銀行(中央銀行)が来月に利上げを停止する可能性がさらに高まった。
CPIは前月比で0.2%上昇した。
変動の激しい果物・野菜・燃料を除いた物価の上昇率は前年比6.9%で、こちらも1月の7.5%から鈍化した。
CPI発表を受けて豪ドルは0.2%安の0.6694米ドルとなった。市場が織り込む4月の25ベーシスポイント(bp)の利上げ確率は15%から5%に低下した。
キャピタル・エコノミクスのシニアエコノミスト、マルセル・ティエリアント氏は「インフレ率の一段の低下と消費低迷により、オーストラリア準備銀行は来週引き締めサイクルをいったん停止する」との見方を示した。その上で、あと1回の利上げを5月に実施すると引き続き予想した。
このところの経済指標は強弱入り混じった内容となっている。2月の雇用は大幅に回復し、失業率は約50年ぶり低水準を記録。企業の信頼感も底堅さを維持している。ただ、個人消費は横ばいとなっている。
世界的な銀行システムの混乱も投資家の金利見通し修正につながっている。
休暇や旅行関連分野の価格は前月比14.6%下落し、全体を押し下げた。新築住宅価格が前年比で1年ぶりの低い伸びとなったことや、家賃の上昇率が4.8%で安定化したことも圧迫要因となった。
統計局はまた、過去のデータを更新し電気料金を含めた。2月の電気料金は17.2%上昇した。
ANZのアナリストは、労働市場や景況感、サービス支出など最近発表された指標が堅調なことを理由に、豪中銀が4月に利上げを実施するとの見方を維持した。
「中銀は今後数カ月で(利上げを)一時停止する意向を示しているが、データはまだその動きに一致していない」と述べた。
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