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【欧州市況】株は上昇、月間では下落－ドイツ・英国債は反発
概要：31日の欧州株は上昇。３月としては新型コロナウイルスのパンデミック（世界的大流行）に見舞われた2020年以降で最悪のパフォーマンスとなったが、この日の上昇によって下げ幅は縮小した。
欧州債市場ではドイツ債が反発、１週間ぶりの大幅高となった。ユーロ圏のコアインフレ率が予想に一致したほか、金融当局がインフレ指標として重視する米国の個人消費支出（ＰＣＥ）コア価格指数の伸びが減速したことに反応した。
トレーダーが織り込む欧州中央銀行（ＥＣＢ）のピーク金利は３ベーシスポイント（ｂｐ、１ｂｐ＝0.01％）低下して3.57％となっている。この日発表されたフランスのインフレ率が予想ほど減速しなかったことから、ピーク金利見通しは一時3.71％まで上昇した場面もあった。
イタリア10年債の同年限ドイツ債に対する利回りのプレミアムは今月20日以降で最も低下した。
英国債も反発。前日までは４日続落だった。市場が織り込むイングランド銀行（英中央銀行）のピーク金利は９月までに4.66％で変わらず。
3月31日の欧州マーケット概観（表はロンドン午後６時現在）
| 債券 | 直近利回り | 前営業日比 |
|---|---|---|
| 独国債2年物 | 2.68% | -0.07 |
| 独国債10年物 | 2.29% | -0.08 |
| 英国債10年物 | 3.49% | -0.03 |
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