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概要:21日の米株式市場ではハイテク株への売りが続いた。今週発表された一連の決算が予想を下回ったことを踏まえ、投資家の関心は来週発表される決算に向けられた。
日銀政策会合控え円に売り、米国債は来週の入札前にレンジ取引
原油は薄商いの中で続伸、ドル高背景に金は続落
21日の米株式市場ではハイテク株への売りが続いた。今週発表された一連の決算が予想を下回ったことを踏まえ、投資家の関心は来週発表される決算に向けられた。
株式 | 終値 | 前営業日比 | 変化率 |
---|---|---|---|
S&P500種株価指数 | 4536.34 | 1.47 | 0.03% |
ダウ工業株30種平均 | 35227.69 | 2.51 | 0.01% |
ナスダック総合指数 | 14032.81 | -30.50 | -0.22% |
ハイテク株の比重が大きいナスダック100指数は0.3%下落。前日はネットフリックスとテスラの決算が嫌気され、テクノロジー銘柄が下げていた。
この日はアメリカン・エキスプレスが3.5%安。四半期決算では総収入の伸びがアナリスト予想を下回った。来週はアルファベットやエクソンモービル、メタ・プラットフォームズが決算を発表する。
シティグループのスコット・クロナート氏は「株価指数がモメンタムを維持するには、来週発表の決算や業績見通しが強い数字になる必要がありそうだ」と話した。今週ネットフリックスとテスラが売られた事実を指摘し、「今のバリュエーションを裏付けるためのハードルが、かなり高くなっていることがうかがわれる」と述べた。
ナスダック100指数が24日に実施するリバランスを控え、大量のオプションが最終取引を迎えるため、この日は変動の激しい相場展開となった。このリバランスは大型ハイテク株の優位性を低下させることを意図している。
一握りの超大型株上昇と人工知能(AI)への熱狂が持続できるかどうかが、依然株式市場では最大の焦点となっている。S&P500種はすでに大半の年末予想水準を超えており、リセッション(景気後退)に向けて今年も悪い年になるとみていたストラテジストらは困惑している。
マホニー・アセット・マネジメントのケン・マホニー最高経営責任者(CEO)は「相場はここ数週間の猛進を経て一休みしている状態だ」と話す。「なおもここから一段の上振れ余地が生じそうな銘柄は多い。昨年のひどい売り相場を経験した後で、市場が勢いを取り戻したことに驚かなかった人はいない」と述べた。
米国債
米国債相場は小幅高。10年債利回りは狭いレンジで推移した。週間ベースではまちまちの展開で、利回り曲線はフラット化が進んだ。スワップ市場は来週の連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利が引き上げられることを完全に織り込み済み。20年債と10年物インフレ連動米国債(TIPS)の入札ではいずれも強い需要があった。
国債 | 直近値 | 前営業日比(bp) | 変化率 |
---|---|---|---|
米30年債利回り | 3.90% | -1.1 | -0.28% |
米10年債利回り | 3.83% | -1.5 | -0.40% |
米2年債利回り | 4.84% | 0.5 | 0.10% |
米東部時間 | 16時38分 |
米国債先物の商いは薄く、20日平均を1割ほど下回った。重要経済統計の発表はなく、米連邦準備制度理事会(FRB)当局者らは公の発言を控えるブラックアウト期間に入っている。
来週に一連の入札が控えていることも、利回りのフラットニング傾向を支えた。24日には2年債が420億ドル相当、25日には5年債が430億ドル相当、27日には7年債が350億ドル相当予定されている。
外為
外国為替市場は円への売りがかさむ展開。日本銀行は現時点でイールドカーブコントロール(長短金利操作、YCC)政策の副作用に緊急に対応する必要性は乏しいとみていることが、関係者への取材で分かった。ブルームバーグ・ドル指数は4日続伸。週間では2月以来の好調な週となった。
為替 | 直近値 | 前営業日比 | 変化率 |
---|---|---|---|
ブルームバーグ・ドル指数 | 1215.32 | 4.43 | 0.37% |
ドル/円 | ¥141.77 | ¥1.70 | 1.21% |
ユーロ/ドル | $1.1128 | -$0.0002 | -0.02% |
米東部時間 | 16時38分 |
27、28の両日に開く日銀の金融政策決定会合に向けて、YCCの見直しは議論の対象になるとの見方が出ている。6月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除くコアCPI)は前月から伸びが拡大。インフレの粘着性があらためて示された。
ドルの対円スポット相場(右軸)、ドルの対円1週間物リスクリバーサル(左軸)
ブルームバーグ・ドル指数は今月11日以来の高水準。週間では1%高。先週は2%近く下げていた。
ユーロの対ドル相場は週間で0.9%下落。投機筋がロングポジションを手じまい利益を確定する動きがみられた。
原油
ニューヨーク原油先物相場は続伸。夏季で薄商いの中、週間では4週連続の上昇となった。世界の市場が引き締まりつつあることを示す暫定的な兆候も見られている。
ロシアの海上輸送による原油供給は、直近4週間に半年ぶりの低水準に減少した。世界最大の原油輸入国である中国は景気回復促進の取り組みを強化している。
RBCキャピタル・マーケッツのストラテジスト、クリストファー・ルーニー氏は米金融当局が引き締めの終了に近づくのに伴い、金の上昇シナリオが「なお有力だ」と指摘。ただし、投資家はリスクへの警戒を次第に弱める可能性があり、そうなればヘッジとしての金の妙味低下につながると、付け加えた。
スポット価格はニューヨーク時間午後3時1分現在、前日比0.3%安の1オンス=1962.77ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の先物12月限は、4.50ドル(0.2%)安の2005.30ドルで終了した。
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