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概要:来週の外為市場では、ドルはしっかりした展開が見込まれている。市場では、米消費者物価指数(CPI)の結果が上振れても下振れても、ドル買いの流れは続きそうだ、との見方が出ており、ドルが一段と上値を追う展開となるか注目される。一方で、145円を超える水準では為替介入への警戒感が高まりやすく、上値を抑えられる可能性もあるとの指摘が聞かれた。ユーロはドルが強含みやすい中で、調整が入るリスクもあるという。
8月10日 来週の外為市場では、ドルはしっかりした展開が見込まれている。写真は2016年1月撮影(2023年 ロイター/Jason Lee)
[東京 10日 ロイター] - 来週の外為市場では、ドルはしっかりした展開が見込まれている。市場では、米消費者物価指数(CPI)の結果が上振れても下振れても、ドル買いの流れは続きそうだ、との見方が出ており、ドルが一段と上値を追う展開となるか注目される。一方で、145円を超える水準では為替介入への警戒感が高まりやすく、上値を抑えられる可能性もあるとの指摘が聞かれた。ユーロはドルが強含みやすい中で、調整が入るリスクもあるという。
予想レンジはドルが140.00━147.00円、ユーロが1.0800―1.1150ドル。
<IG証券 シニアマーケットアナリスト 石川順一氏>
「米CPIが上振れた場合、素直に米金利高・ドル高で反応するとみている。一方、仮に下振れとなれば、株式市場ではリスクオンの流れになりやすく、リスク選好の円売りが進むとみられる。以上の点から、米CPI後もドル高・円安基調は続くと予想する」
「水準としては、今週ドルが145円をキープできていれば、昨年11月に付けた147円近辺が上値めどとして意識されるとみている。反対に、145円を抜け切れずに上値を抑えられた場合は、テクニカル面では140円を維持できるかが焦点となりそうだ」
<ニッセイ基礎研究所 上席エコノミスト 上野剛志氏>
「日米の金融政策の差からドル高の流れは続くとみられるが、ドルが145円台に乗せると為替介入への警戒感が高まり、上値を抑えられる可能性があるだろう。来週も引き続き、経済指標を確認しながら方向感を定める展開となりそうだ。国内の経済指標では、7月の全国CPIが注目される。インフレの伸びが強く、日銀の政策正常化が遠くないとなれば、円買いが進行するとみている」
「ユーロは、基本的にはレンジ内での推移が続きそうだ。ただ、欧州の景況感が悪化している割には足元でユーロ買いが進んでいたため、調整も入りやすく、下振れリスクの方が意識されやすいのではないか」
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