简体中文
繁體中文
English
Pусский
日本語
ภาษาไทย
Tiếng Việt
Bahasa Indonesia
Español
हिन्दी
Filippiiniläinen
Français
Deutsch
Português
Türkçe
한국어
العربية
概要:欧州中央銀行(ECB)のシュナーベル理事は31日、ユーロ圏の経済見通しはECBが6月に予想したよりも悪化しており、基調的なインフレ率は「頑固に高い」ままだと指摘した。
2023年8月31日 17:14 JST
金利のピークや高水準を維持する期間を予測することはできない
成長見通し弱いが深刻な景気後退の瀬戸際にあるわけでもない公算
欧州中央銀行(ECB)のシュナーベル理事は31日、ユーロ圏の経済見通しはECBが6月に予想したよりも悪化しており、基調的なインフレ率は「頑固に高い」ままだと指摘した。
シュナーベル理事は、経済の現状が政策当局に突きつけている難題を強調した上で、9月の行動についてコミットすることは避け、借り入れコストがあとどれだけ上昇しなければならないかを今の時点で知ることは不可能だと説明した。
「金利のピークがどこになるのか、金利がいつまで景気抑制的な水準に保たれなければならないのかを予測することはできない。また、将来の行動を約束することもできない。現時点でのさらなる金融引き締めの必要性を、金利を一定の水準で長く維持するという約束で代替することはできない」と講演で語った。
ECB当局者は2週間後の会合で、金利をもう1回引き上げるか、1年余り前に引き締めを開始して以降で初めて据え置くかを決定する。この決定の鍵を握るのは、30、31日発表の域内各国およびユーロ圏のインフレ統計だ。ドイツでは物価上昇が予想より小幅な鈍化にとどまり、フランスとスペインでは加速した。
フランス、8月にインフレ加速-CPI上昇率5.7%と予想上回る
ドイツとスペインのインフレ下げ渋る、ECBは警戒を継続
スペインで再びインフレ加速、利上げの判断材料としてECBが注視
オーストリア中銀のホルツマン総裁をはじめとするタカ派のメンバーは既に、来月の追加利上げを支持する方向を示唆しているが、フィンランド中銀総裁に代わり政策委員を務めているトゥオマス・ベリメキ氏は29日、9月14日の決定は「完全にオープンだ」と述べた。
ECB、次回決定は「完全にオープン」-フィンランドのベリメキ氏
ハト派の当局者らは経済見通しの悪化に注目している。
シュナーベル氏は、最近の動向は「成長見通しが6月のユーロシステム・スタッフ予測の基本シナリオよりも弱いことを示している」と認めながらも、「同時に、ユーロ圏経済が深刻な、あるいは長期にわたるリセッション(景気後退)の瀬戸際にあるわけではないという兆候もある」と述べた。
免責事項:
このコンテンツの見解は筆者個人的な見解を示すものに過ぎず、当社の投資アドバイスではありません。当サイトは、記事情報の正確性、完全性、適時性を保証するものではなく、情報の使用または関連コンテンツにより生じた、いかなる損失に対しても責任は負いません。