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概要:スペインのサンタンデール銀行は、永久劣後債(その他Tier1債=AT1債)10億ユーロ(約1597億円)相当について、ファーストコール日(満期前に繰り上げ償還できる最も早い日)の早期償還オプション行使を見送った。
2023年8月31日 16:42 JST
スペインのサンタンデール銀行は、永久劣後債(その他Tier1債=AT1債)10億ユーロ(約1597億円)相当について、ファーストコール日(満期前に繰り上げ償還できる最も早い日)の早期償還オプション行使を見送った。
サンタンデール銀による今回の決定は、今年に入りAT1債の繰り上げ償還を見合わせる最初の欧州金融機関となったドイツの不動産ファイナンス専門銀行ドイチェ・ファンドブリーフバンク以来の早期償還「スキップ」を示す。
投資家は永久債について一般に繰り上げ償還のオプション行使を想定している。
サンタンデール銀の広報担当者は、経済合理性があれば満期前償還にコミットすると回答した。同行のAT1債は3カ月ごとに満期前償還が可能だ。
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