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米国株は経済を楽観し過ぎ、投資家は失望へ－モルガンＳウィルソン氏
概要：今年の米経済成長は予想より弱くなり、米株投資家は失望を味わうことになるだろうと、モルガン・スタンレーのストラテジスト、マイケル・ウィルソン氏が予想した。
寄与している銘柄の数少なく株価上昇の幅が広がっていないと指摘
ウィルソン氏は工業株とエネルギーを選好、小型株は避ける
ウィルソン氏は先月、市場の「リスクオフ」のムードは秋の終わりまで、場合によってはら冬になっても続くだろうとの見方を示した。バンク・オブ・アメリカ（ＢｏｆＡ）のマイケル・ハートネット氏はウィルソン氏の弱気な見方を支持している。ＪＰモルガン・チェースのミスラブ・マテイカ氏も、米国株のセンチメントには慢心があると警告した。
ウィルソン氏は５日のリポートで、Ｓ＆Ｐ500種株価指数とナスダック総合指数の上昇に寄与している銘柄の数は少なく、株価上昇の幅が広がっていないと指摘。また、経済成長が加速することに懐疑的な理由として、個人消費支出の低迷を挙げた。
「要するに、サイクルのこの段階では、経済データは強気派にとっても弱気派にとっても矛盾し不確かなものであるということだ。このような時期には、値動きが通常以上にセンチメントとポジショニングに影響を与える傾向がある」と解説した。
ウィルソン氏は経済成長から恩恵を受ける景気循環株の中では工業株とエネルギー企業を選好し、一般消費財関連と小型株は避けているという。
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