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概要:米経済がソフトランディング(軟着陸)するとの予想がウオール街で広がっており、米国株と債券が最近下落しているにもかかわらず、トレーダーの間ではさまざまな市場で静けさが続くとの見方が多い。
「嵐に見舞われるなら雲が見えるはず」-JPモルガンのライナー氏
CBOEのVIX、6月記録したコロナ禍後の低水準付近になおある
米経済がソフトランディング(軟着陸)するとの予想がウオール街で広がっており、米国株と債券が最近下落しているにもかかわらず、トレーダーの間ではさまざまな市場で静けさが続くとの見方が多い。
米金融当局はまだ利上げを終えていないとの観測が再燃し、米国債利回りが上昇しても、各市場のボラティリティーを示す主要指標は数カ月ぶりの低水準付近にある。
一つ例を挙げてみよう。S&P500種株価指数が0.7%安となった6日、同指数の予想変動率を測るシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー指数(VIX)は0.5ポイント未満の上昇にとどまった。6月に記録した新型コロナウイルス禍後の低水準付近になおある。キャンター・フィッツジェラルドの株式デリバティブ(金融派生商品)取引責任者マシュー・タイム氏は「ボラティリティー市場は足元の下落局面が続くとはみていない」と指摘する。
市場が比較的落ち着いて推移するとの見方の材料は、ますます楽観的な経済見通しを支えるものと同じだ。リセッション(景気後退)リスクは後退しつつあると見受けられ、インフレは緩和し、企業利益は持ちこたえ、米金融当局はここ数十年で最も積極的な金融引き締めの終了に近づいている。
こうした状況から、さまざま資産で価格変動が緩やかにとどまる確率が上昇している。9月は米株式市場にとって最悪の月の一つになることが多くてもだ。
JPモルガン・アセット・マネジメントの米国株デリバティブ責任者ハミルトン・ライナー氏は「嵐が来るなら、雲が見えるはずだ」とした上で、「現時点では業績も順調、雇用情勢も順調で、個人消費もなお続いており、米金融当局は大半の仕事を終えている」との分析を示した。
たとえ債券利回りが上昇したとしても、その影響は、米金融当局が異例のペースで引き締めに動き、政策金利をゼロ付近から現在の5.25-5.5%に引き上げた昨年をはるかに下回るだろう。
トールバッケン・キャピタル・アドバイザーズのマイケル・パーブス最高経営責任者(CEO)は「『9月に利上げがあるかもしれないが、恐らくないだろう。多分11月に利上げがある』といった議論がある」とした上で、「だがこれは微調整だ。昨年は米金融政策の戦略的な大転換の年だった」と指摘した。
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