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概要:もしゴルディロックスが来なかったらどうなるだろう。
原油高で軟着陸に対する投資家の「温かく、ファジーな感覚」薄れた
成長ストーリーとインフレストーリーの間に緊張関係が生まれている
もしゴルディロックスが来なかったらどうなるだろう。
原油価格の上昇が米経済ソフトランディング(軟着陸)のストーリーに一石を投じている。ガソリンやディーゼル燃料の高騰はすでに消費者や企業のバランスシートを圧迫している。同時に、総合インフレ率の数字は原油高がない場合に比べて高くなる。
サウジアラビアの減産延長によって北海ブレント原油は1バレル=90ドル近辺にあり、米国の指標原油は2023年の高値付近で推移している。JPモルガン・アセット・マネジメント(JPMAM)のストラテジスト、デービッド・レボビッツ氏によれば、原油相場の動向は投資家を包んでいた「温かく、ファジーな感覚」についての再考を迫っている。
「成長ストーリーとインフレストーリーの間に緊張関係が生まれている」とレボビッツ氏は6日のブルームバーグテレビジョンの番組「サーベイランス」で語った。米連邦準備制度の仕事は、「この動きによって限りなく難しくなった」とも述べた。
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中国と欧州が世界経済への懸念を呼び起こしている中での米経済の底堅さは、米金融当局が雇用を奪う景気後退をもらすことなくインフレとの闘いに勝利するという最新の通念を生み出した。米国債利回りは最近の高水準から低下した。そこへ、原油のニュースが飛び込んできた。
「今から12カ月後がどうなっているのか、まだはっきりとは分からない。しかし投資家は、ソフトランディングが保証されているわけではないという考えを持ち始めている」とレボビッツ氏は話した。
米国の航空会社からの6日の警告は、インフレ対成長という構図を浮き彫りにした。ユナイテッド航空、アラスカ航空、サウスウエスト航空の3社が、航空機の燃料であるケロシンの高騰による長期的な圧力について警告を発した。ジェット燃料は5月3日の年初来安値から今月5日までに48%値上がりしている。消費者の耐久力が試されることになるだろう。燃料値上がりを消費者に転嫁できなければ、航空会社の利益率は圧迫される。
エネルギー価格が上昇しても、長期的な消費者物価への影響はすぐには明らかにならない。しかし短期的には、ガソリン代、ディーゼル燃料代、航空運賃の値上がりが総合インフレ率を押し上げる。
カルバシナ氏によれば、利益率の縮小は顧客との対話で「ホットな話題」になっている。総合インフレ率の低下により、企業は値上げの言い訳を失いつつあると同氏は指摘。「今、多くのしわ寄せが来ている。相反するクロスカレントのリストにこの問題を加えることができる」と語った。
(ブルームバーグ・サーベイランスはブルームバーグテレビジョン・ラジオの朝の番組です。この記事は番組の一部を紹介したものです)
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