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トーマ･ブラボー､Ｍ＆Ａで10億ドルのプライベートクレジット活用検討
概要：プライベートエクイティー（ＰＥ、未公開株）投資会社の米トーマ・ブラボーは、医療関連情報システムを手掛ける米ネクストジェン・ヘルスケア買収に向け約10億ドル（約1460億円）のデットファイナンスをまとめるため、複数のプライベートクレジットの貸し手と協議を進めている。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
ネクストジェン買収のデットファイナンスで貸し手と協議－関係者
トーマ･ブラボーは資金調達でプライベートクレジットをよく利用
プライベートエクイティー（ＰＥ、未公開株）投資会社の米トーマ・ブラボーは、医療関連情報システムを手掛ける米ネクストジェン・ヘルスケア買収に向け約10億ドル（約1460億円）のデットファイナンスをまとめるため、複数のプライベートクレジットの貸し手と協議を進めている。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
資金調達で合意すれば、トーマ・ブラボーが買収時に必要なエクイティー（株主資本）の圧縮につながるものの、買収成立に必要な条件にはなっていないと、関係者は説明した。この件の詳細は非公開だとして匿名を条件に語った。
関係者によると、今回のデットファイナンスに向けた交渉は初期段階にあり、詳細は変更される可能性があるものの、バイアウト向けの資金調達で銀行よりもプライベートクレジット提供業者の存在感が増していることが裏付けられた。
トーマ・ブラボーの担当者はコメントを控えた。ネクストジェン・ヘルスケアの担当者もコメントの要請にすぐに応じなかった。
トーマ・ブラボーは６日、ネクストジェン・ヘルスケアを１株当たり23.95ドルで買収することで合意。負債も含めたネクストジェンの評価額は約180億ドル。発表文によると、買収に際して資金調達に関する条件は付されていない。
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