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ＵＢＳがＡＴ１債起債を投資家に打診、クレディＳ救済後で初－報道
概要：スイスのＵＢＳグループは、永久劣後債（その他Ｔｉｅｒ１債＝ＡＴ１債）起債の可能性について投資家への打診を始めたと、英紙フィナンシャル・タイムズ（ＦＴ）が18日、匿名の複数の関係者を引用して伝えた。
スイスのＵＢＳグループは、永久劣後債（その他Ｔｉｅｒ１債＝ＡＴ１債）起債の可能性について投資家への打診を始めたと、英紙フィナンシャル・タイムズ（ＦＴ）が18日、匿名の複数の関係者を引用して伝えた。
ＦＴによると、ＵＢＳの幹部がロードショー（投資家向け説明会）でＡＴ１債について打診。投資家により受け入れやすくするため変更を提案したという。検討されている選択肢にはＵＢＳのＡＴ１債を将来的に株式に転換されるバージョンと交換する案などが含まれる。
ＵＢＳのセルジオ・エルモッティ最高経営責任者（ＣＥＯ）は直近の四半期決算の電話会見で、ＡＴ１債の起債を検討しているのかとの質問に対し、「適切な」時期に起債は行われるだろうと答え、具体的な時期には触れなかった。
ブルームバーグ・ニュースは８月25日、ＵＢＳがクレディ・スイス・グループ救済合併後初めてとなるＡＴ１債の起債を検討しており、９月にも実施される可能性があると報じていた。
クレディＳのＡＴ１債は３月、スイス政府の仲介で実現したＵＢＳによる買収が引き金となり、170億ドル（約２兆5100億円）相当が無価値になった。
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