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原油続伸､北海ブレント10カ月ぶり95ドル－100ドルのリスク高まる
概要：アジア時間19日昼の取引で、原油価格が一段高となり、北海原油代表油種ブレント先物相場は、昨年11月以降で初めて１バレル＝95ドル台に上昇した。
シェブロンＣＥＯも原油価格が100ドルに向かう可能性が高いと予想
サクソのストラテジストも短期的に100ドルに急伸するリスクに言及
アジア時間19日昼の取引で、原油価格が一段高となり、北海原油代表油種ブレント先物相場は、昨年11月以降で初めて１バレル＝95ドル台に上昇した。
サウジアラビアが協調減産と別に開始した自主減産を年末まで延長すると決めたことやロシアの輸出抑制を受け、現物市場で需給逼迫（ひっぱく）の兆しが強まっている。
米メジャー（国際石油資本）シェブロンのマイケル・ワース最高経営責任者（ＣＥＯ）も原油価格が間もなく100ドルに向かう可能性が高いとの見解を示した。
ＩＣＥフューチャーズ・ヨーロッパの北海ブレント先物11月限は一時95.15ドルと約10カ月ぶりの高値を付け、その後も高値圏で取引された。ニューヨーク商業取引所（ＮＹＭＥＸ）のウェスト・テキサス・インターミディエート（ＷＴＩ）10月限も一時92.55ドルと1.2％上げた。
シェブロンのワースＣＥＯは、原油価格が間もなく100ドルに向かう可能性が高いと見解を示した
Source: Bloomberg
サクソ・キャピタル・マーケッツの市場ストラテジスト、チャル・チャナナ氏は「今の勢いでは短期的に100ドルに急伸するリスクが高まっているかもしれないが、持続可能という確信に乏しい。インフレ高進は金融政策の一層の引き締めを意味しかねず、（石油輸出国機構＝ＯＰＥＣ＝と非ＯＰＥＣ主要産油国で構成する）ＯＰＥＣプラスは需要サイドをコントロールできない」と指摘した。
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