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概要:イングランド銀行(英中央銀行)は21日、政策金利を5.25%で据え置いた。インフレ率の低下と景気後退懸念の中で、過去30年余りで最も積極的に進めてきた利上げサイクルを停止した。
決定は5対4、ベイリー総裁が5.25%での据え置きを選択
ポンドは下げ幅を拡大、追加利上げ幅の予想は縮小
イングランド銀行(英中央銀行)は21日、政策金利を5.25%で据え置いた。インフレ率の低下と景気後退懸念の中で、過去30年余りで最も積極的に進めてきた利上げサイクルを停止した。
政策金利がわずか0.1%だった2021年12月以来14回続いた利上げは、いったん終了した。9人から成る金融政策委員会(MPC)の5人の委員が金利据え置きに賛成し、4人が5.5%への利上げを主張。決定票を持つベイリー総裁は据え置きを選択した。
今週、8月のインフレ率が6.7%まで低下するというサプライズがあったため、市場の見方は二分され、据え置きの可能性はおよそ50%と予想されていた。投資家はまだあと0.25ポイントの利上げを見込むものの、ゴールドマン・サックスとノムラは金利はピークに達したとみている。
決定発表後にポンドは下げ幅を広げ、3月以来の低水準を付けた。市場が織り込む追加利上げ幅は約18ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)と発表前の25bpから縮小した。
ただ、据え置きは利上げの一時停止に過ぎず、2%の目標の3倍以上にとどまるインフレ率が予想通りに低下しなければ対応すると中銀は示唆した。MPCは、消費者物価上昇率が2025年4-6月(第2四半期)に目標まで低下すると予測している。
ベイリー総裁は書面で「インフレ率はここ数カ月で大きく低下し、今後も低下が続くと思われる。これは朗報だ。しかし、油断できる余地はない。われわれはインフレ率が正常に戻ることを確認する必要があり、そのために必要な決断を下していく」と表明した。
MPCはこれまでのガイダンスを繰り返し、金利は「十分な期間、十分に景気抑制的」な水準にとどまり、「より持続的な物価圧力の証拠があれば、さらなる金融引き締めが必要になる」と説明。他の主要中央銀行と同様、金利はより長く高止まりすると示唆した。
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