従業員の10％をレイオフしたセールスフォース、3000人の新規採用を計画

セールスフォースは2023年初めに8000人の大量解雇を行った。

• セールスフォースは約3000人の新規採用を行う予定だと、マーク・ベニオフCEOがブルームバーグに語った。

• 同社は2023年初め、大幅なコストカットの取り組みで10％の従業員の解雇を発表した。

• ベニオフCEOは、別の企業に転職した元従業員に、同社へ戻るよう促している。

セールスフォースは2023年1月に10％の従業員を解雇したが、多くの部署で3000人以上の新規採用を行う計画だとブルームバーグが報じた。

｢我々の仕事は、会社を成長させ、多くの利益を上げ続けることだ｣と、同社のマーク・ベニオフ（Marc Benioff）CEOは、先日サンフランシスコで行われた同社の会見でのインタビューで、ブルームバーグに語った。

｢我々は数千人を採用しなければらない｣

同社のブライアン・ミルハム（Brian Millham）COOがブルームバーグに語った内容によると、新規採用は営業、エンジニア、データクラウドプロダクトなどの部署にわたり、AIビジネスを成長させ、さらなる投資を増やすことに役立つという。

セールスフォースが追加レイオフ実施。従業員はSlackで同僚を検索｢災害後の安否確認のよう｣

ミルハムCOOはブルームバーグに｢我々は今、非常に成功しているビジネス分野があり、その分野を拡大したい｣と述べた。

ベニオフCEOは2023年初め、従業員に向けて、主要なコストカットの取り組みで、さまざまな形で8000人の従業員をレイオフすると発表した。その時点で、同社の従業員数はおよそ7万9390人だった。

解雇に見舞われた従業員は、同社の対応が悪く、状況についてほとんど明確な説明がなかったと語っていた。

ある1人の従業員はスラック（Slack）の社内チャンネルに｢誰が生き残って、誰がそうではなかったか、近い同僚や要員をスラックで探している｣と書き込んだ。

｢大災害の後、掲示板で行方不明者を探しているようだ｣

ベニオフCEOはブルームバーグに、かなりの数のブーメラン、つまり以前セールスフォースで働いていて別の会社に移った元従業員が、今回の新規採用で同社に復帰することを期待していると語った。

彼は先日の会議で、他社にいる人々に向けて｢OBイベント｣を開催し、｢大丈夫、戻ってきて｣と語ったという。

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