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概要:資本コスト上昇で低格付けの借り手が打撃を受ける中、クレジット市場では2024年に大きな価格調整があると、JPモルガン・アセット・マネジメントのオクサナ・アロノフ氏は指摘した。
資本コスト上昇で低格付けの借り手が打撃を受ける中、クレジット市場では2024年に大きな価格調整があると、JPモルガン・アセット・マネジメントのオクサナ・アロノフ氏は指摘した。
代替債券担当最高投資ストラテジストのアロノフ氏は13日のインタビューで、「金利の報いは到来まで時間がかかった。クレジットの報いもそうだろう」とした上で、「金利リスクで大きなものだったように、信用リスクでも大きなものになるだろう」と語った。
こうした打撃はバランスシートが基本的に脆弱(ぜいじゃく)な企業に集中するという。社債全体にも広範に波及し、投資家にとっては好機になるとも述べた。同社の運用資産は9月時点で2兆9000億ドル(約411兆円)。
来年の早い時期からの積極的な利下げをトレーダーが織り込む方向に動いたことで今週のクレジット市場は大きく上昇した。だがアロノフ氏は、サービス業を中心にインフレが高止まりすることで、緩和はあるとしても2024年末まではないと予想している。同氏の見解はJPモルガン・チェースのエコノミストや来年の早い時期の利下げ開始に予想を修正した他行とは対照的だ。
アロノフ氏は、「現段階でこれはおかしな考えであることは承知しているが、結局のところ来年は、広く想定されている積極的な利下げより、利上げのリスクの方が大きい」と述べた。
JPモルガン・アセット・マネジメントのオクサナ・アロノフ氏がブルームバーグTVで語る
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