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概要:ゴールドマン・サックス・インターナショナルは、1年後の円の対ドル相場見通しを従来の1ドル=150円からドル安方向に修正し、140円とした。
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2023年12月18日 9:38 JST
「より高くより長く」の下で苦戦を強いられる通貨を最も大きく修正
3カ月後と6カ月後は155円と予想していたが145円と142円に変更
米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによれば、ヘッジファンドと他の大手投機筋は12日時点で、9月以来となるドルの売り越しに転じた。
13日まで開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)会合では、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標(5.25-5.5%)の据え置きが決定される一方、来年の3回の利下げ見通しが示された。ブルームバーグ・ドル・スポット指数は先週1.2%下げ、一時4カ月ぶりの安値水準に達した。
市場は最大6回の米利下げを急ぎ織り込み、ゴールドマンのエコノミストらは5回を見込んでいる。
連邦準備制度が金融引き締めを緩め、ソフトランディング(軟着陸)をより確かにすることで恩恵が得られるプロシクリカル通貨(韓国ウォンや南アフリカ・ランド、豪ドル、NZドル、英ポンド)について、現在の水準から「伸びる余地」が最も大きいとゴールドマンのストラテジストらは分析した。
ユーロの対ドル相場も3カ月後1ユーロ=1.08ドル(従来1.04ドル)、6カ月後 1.10ドル(同1.06 ドル)、1年後1.12ドル(同1.10ドル)に上方修正した。
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