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概要:米マスターカードの消費調査部門「マスターカード・スペンディングパルス」の初期データによると、今年の米年末商戦では小売売上高の増加が昨年に比べてかなり鈍いペースにとどまった。シーズンを通して消費者の関心は値打ち品や割引キャンペーンに向けられた。
米マスターカードの消費調査部門「マスターカード・スペンディングパルス」の初期データによると、今年の米年末商戦では小売売上高の増加が昨年に比べてかなり鈍いペースにとどまった。シーズンを通して消費者の関心は値打ち品や割引キャンペーンに向けられた。
この調査はマスターカードのネットワーク決済データと、その他の決済形態に関する調査ベースの推定値を使用。これによると、自動車を除く小売売上高は11月1日から12月24日までの期間で前年比3.1%増加。マスターカード・スペンディングパルスが昨年実施した同様の調査では、ホリデー商戦の売上高は7.6%増だった。
マスターカード・エコノミクス・インスティテュートのチーフエコノミスト、ミシェル・マイヤー氏は消費者が「よく考えてお金を使っている」と声明で解説した。
数カ月前から粘り強さを見せている米経済にとって、ホリデーシーズンの小売売上高は重要なバロメーターだ。11月の米小売売上高は予想外に増加した。ガソリン価格の下落が消費を後押ししたとみられる。それでも企業業績にはばらつきがあり、消費動向はより慎重になったとの指摘は多い。
米小売売上高は予想外のプラス、ガソリン安がホリデー消費を支援 (2)
最新のデータではオンライン売上高が6.3%増、実店舗での売上高は2.2%増加した。前年比で特に伸びたのがレストランと衣料。宝飾品と電化製品への支出は減少した。
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