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ＤＥショー、旗艦ヘッジファンドのリターンは約10％－23年運用成績
概要：米クオンツヘッジファンド運営会社ＤＥショー（運用資産600億ドル＝約８兆5000億円）で最大規模のヘッジファンドは2023年、10％をやや下回るリターンとなった。
2024年1月3日 0:35 JST
旗艦ファンド「コンポジット」の23年のリターンは9.6％
マクロ運用のファンド「オクルス」のリターンは7.8％
米クオンツヘッジファンド運営会社ＤＥショー（運用資産600億ドル＝約８兆5000億円）で最大規模のヘッジファンドは2023年、10％をやや下回るリターンとなった。
事情に詳しい関係者によれば、旗艦ファンド「コンポジット」のリターンは9.6％だった。同ファンドはさまざまな資産クラスと地域に投資する。
マクロ運用のファンド「オクルス」のリターンは7.8％だったという。同ファンドは、ＤＥショーが運用するファンドで２番目に大きい。
ＤＥショーの担当者はコメントを控えた。
23年におけるマルチストラテジーやマクロのヘッジファンドは、前年と異なり、ファンドによって強弱まちまちな成績となった。22年は業界大手の多くが２桁のリターンを上げていた。ピボタルパスによれば、23年のリターンは11月までの時点で平均でマルチストラテジーファンドが4.9％、マクロファンドは1.7％にとどまった。
金融市場にとって23年は順調な１年とはいかなかった。米国の債券市場が異例な高ボラティリティーに見舞われ、一部トレーダーは不意打ちをくらった。一方で株式は、多くの投資家の予想よりも大きく上昇。ただその上昇の大半は、一部の大手ハイテク銘柄によってもたらされた。
コンポジットの年間リターンがマイナスとなったのは、2001年の立ち上げ以来１度のみ。過去22年のうち17年で２桁のプラスリターンを上げている。
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