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概要:9日の米株式市場ではS&P500種株価指数が3営業日ぶりに下落。ハイテク中心に上げた前日の勢いは続かなかった。
9日の米株式市場ではS&P500種株価指数が3営業日ぶりに下落。ハイテク中心に上げた前日の勢いは続かなかった。
株式 | 終値 | 前営業日比 | 変化率 |
---|---|---|---|
S&P500種株価指数 | 4756.50 | -7.04 | -0.15% |
ダウ工業株30種平均 | 37525.16 | -157.85 | -0.42% |
ナスダック総合指数 | 14857.71 | 13.94 | 0.09% |
この日は資源株と金融株が特に売られた。超大型株は高安まちまちで、エヌビディアとテスラは値下がりした。米ネットワーク機器メーカー、ジュニパーネットワークスは急伸。ヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)に自社を売却する方向で交渉が進んでいるとの一部報道に反応した。
ジュニパー株急伸、HPエンタープライズへの身売り交渉報道で
米利下げを積極的に織り込む動きと底堅い経済ファンダメンタルズの間でミスマッチが拡大しており、世界の金融市場には「ゴルディロックス」相場の反転リスクが生まれていると、HSBCホールディングスのストラテジスト、マックス・ケトナー氏は指摘する。市場では現在、5月あるいは3月にも緩和サイクルが始まると織り込まれているが、同氏は米金融当局の利下げ開始時期は6月とみている。
世界の金融市場、ゴルディロックス相場の反転リスク-HSBCが警鐘
ミラー・タバクのチーフ市場ストラテジスト、マット・メイリー氏は最近の市場ではテクニカル分析のセオリーとは逆方向に相場がブレイクする「ヘッドフェイクが起きている可能性が高い」と分析。「先週の下落がヘッドフェイクなのか、きのうの上昇がそうなのかはまだ分からない。幸いなことにラインは極めて明確に描かれており、2つのラインのうち1つが有意にブレイクすれば、どちらの状況がヘッドフェイクだったか分かる」と述べた。
個別銘柄ではボーイングが続落。アラスカ航空が運航するボーイング「737MAX-9」の機体の一部が吹き飛ばされた問題で、米当局による調査では所在を確認できていない4本のボルトが焦点に浮上している。緊急点検を行った複数の航空会社から部品の緩みが報告されており、当局は同機以外にも調査を拡大する可能性があるとの考えを示した。
出会い系プラットフォームを運営するマッチ・グループは上昇。アクティビスト(物言う投資家)のエリオット・インベストメント・マネジメントがマッチの株式約10億ドル(約1440億円)相当を保有していると、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が報じた。
米国債
米国債相場は上昇(利回りは低下)。3年債入札は堅調で、米国時間帯の午後の取引では大きな動きは見られなかった。欧州中核国の債券安を受けて米国債も早い時間には下げたが、その後上げに転じた。10年債利回りは4%近辺で推移した。
国債 | 直近値 | 前営業日比(bp) | 変化率 |
---|---|---|---|
米30年債利回り | 4.18% | -1.0 | -0.25% |
米10年債利回り | 4.01% | -1.9 | -0.47% |
米2年債利回り | 4.36% | -1.0 | -0.24% |
米東部時間 | 16時41分 |
米3年債入札(発行額520億ドル)では、最高落札利回りが4.105%と、昨年5月以来の低さ。投資家の需要を測る応札倍率は2.67倍だった。過去6回の入札の平均は2.70倍。
外為
外国為替市場では、米国株が下げる中でドルが主要10通貨の大半に対して上昇した。
為替 | 直近値 | 前営業日比 | 変化率 |
---|---|---|---|
ブルームバーグ・ドル指数 | 1226.08 | 4.11 | 0.34% |
ドル/円 | ¥144.47 | ¥0.24 | 0.17% |
ユーロ/ドル | $1.0931 | -$0.0019 | -0.17% |
米東部時間 | 16時41分 |
ブルームバーグ・エコノミクスは11日発表される12月の米消費者物価指数(CPI)について、「スーパーコア」項目のディスインフレペースが引き続き極めて遅いことが示されると予想。12日発表の生産者物価指数(PPI)については、サプライチェーンに再び目詰まりが生じている状況が反映されるとみている。
米連邦準備制度理事会(FRB)のバー副議長(銀行監督担当)は、地銀問題を受けて昨年導入した緊急貸出制度について、延長する可能性は低いと示唆した。
円は対ドルで下落。一時144円62銭を付けた。9日発表された12月の東京都区部の消費者物価指数(生鮮食品を除くコアCPI)は、プラス幅が2カ月連続で縮小した。
東京消費者物価2カ月連続伸び縮小、エネルギーが過去最大の下落 (2)
原油
ニューヨーク原油先物相場は反発。前日には約1カ月ぶりの大幅安となっていた。
原油先物のプロンプトスプレッドは一時、昨年11月以来のバックワーデーション(逆ざや)となった。期先物より期近物の価格が高いバックワーデーションは強気のシグナルとされる。オプション市場では原油価格が年初来の低迷を脱したとの見方が一部で強まっている。
WTI先物のプロンプトスプレッド
出所:Nymex
石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成する「OPECプラス」による減産で需給が引き締まる中、米エネルギー情報局(EIA)は2024年の世界の石油需要は供給を日量12万バレル上回るとの予想を示した。EIAは月報で、3月の北海ブレント先物の予想を平均1バレル=85ドルに上方修正。前月の予想は同78ドルだった。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物2月限は前日比1.47ドル(2.1%)高の1バレル=72.24ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント3月限は1.47ドル(1.9%)高の77.59ドル。
金
ニューヨーク金相場はほぼ横ばい。市場参加者は前日の米金融当局者発言を消化しつつ、11日発表の米CPIに身構えている。
ボウマン米連邦準備制度理事会(FRB)理事は8日、金利が現行水準に維持されれば、インフレ率は当局目標の2%に鈍化すると考えられるとし、物価上昇圧力が後退すれば利下げを支持する可能性を示唆した。アトランタ連銀のボスティック総裁は同日、米国のインフレ率は自身が予想していたよりも低下し、金融当局の目標である2%への道筋が見えてきたとの見解を示し上で、勝利宣言には時期尚早だと述べた。
バート・メレク氏らTDセキュリティーズの商品ストラテジストによると、中国からの買いがニューヨーク金相場を支える一因になっている。2月10日に始まる旧正月(春節)を前に、中国当局が銀行に金の輸入割当を与えた可能性があると同氏らは指摘。「この場合、中国の銀行はスプレッドを確定するために上海市場で金を売り、ロンドンもしくはCOMEX(ニューヨーク商品取引所)で金を買っている公算が大きい」と述べた。
ニューヨーク商品取引所の金先物2月限は前日比50セント(0.1%未満)安の1オンス=2033ドルちょうどで終了した。
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