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概要:JPモルガン・インベストメント・マネジメントのポートフォリオマネジャー、プリヤ・ミスラ氏によると、米連邦公開市場委員会(FOMC)が利下げに踏み切らず、現在の景気抑制的な政策を続ければ、米経済はハードランディングに陥るリスクがある。
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2024年1月13日 4:02 JST
ソフトランディング達成の唯一の方法は政策の正常化-JPモルガン
利下げを急がなければ、想定よりも大幅な利下げを余儀なくされる
JPモルガン・インベストメント・マネジメントのポートフォリオマネジャー、プリヤ・ミスラ氏によると、米連邦公開市場委員会(FOMC)が利下げに踏み切らず、現在の景気抑制的な政策を続ければ、米経済はハードランディングに陥るリスクがある。
ミスラ氏は12日、ブルームバーグテレビジョンで「ソフトランディングを達成する唯一の方法は、FOMCが利下げを開始したら、利下げだけでなく量的引き締め(QT)も含めて政策を正常化し始めることだ」と語った。
さらに、消費者は打たれ強いものの、10年物実質金利が1%を超えると、借り換えが厳しくなり、景気に抑制的に働くと述べた。
ミスラ氏は「FOMCが利下げを急がなければ、それこそ事態を減速させ、織り込まれているよりもかなり大幅な利下げを最終的に余儀なくされるだろう」と話した。
3月に最初の利下げを見込む市場については、「少し楽観的過ぎる」かもしれないとしながらも、政策金利を引き下げても3.25%前後までだと織り込むのは、ソフトランディングのシナリオでも高過ぎるようだと指摘。「ソフトランディングでも10年債利回りは低下する可能性が高い」と述べた。
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