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概要:アメリカで所有資産額の上位1%に入るには、最低でも580万ドルの純資産が必要ですが、これはモナコの半分以下です。
アメリカ人が同国で上位1%に入るには、最低580万ドルの資産が必要だ。
上位1%に入るための資産で1位はモナコだった。1290万ドル近くが必要だ。
資産3000万ドル以上の世界の超富裕層の数は、2028年までに28%増えるとみられる。
アメリカ人が同国の上位1%に入るためには、少なくとも580万ドル(約8億4000万円)の資産が必要で、これはモナコの上位1%に入るための金額の半分以下だ。
不動産会社のナイト・フランク(Knight Frank)による「ウェルス・レポート」で、モナコの所有資産上位1%に入るには1290万ドル(約18億7000万円)近くが必要で、ルクセンブルグの1080万ドル(約15億6000万円)、スイスの850万ドル(約12億3000万円)と続くことがわかった。アメリカは4番目だった。
ナイト・フランクは、アメリカの数値は1年前の510万ドル(約7億4000万円)から15%近く増えたことを報告した。報告書によると、富の成長をもたらしたアメリカの堅調な経済が、この数値を押し上げた。ナイト・フランクが測った「富」には、投資、現金、住居などの資産が含まれる。
上位1%に入るために必要な個人の純資産
報告書では、上位1%に入ることは、ナイト・フランクが資産3000万ドル(約43億5000万円)以上を持つ層と定義している超富裕層になるよりも、ずっと簡単だと指摘している。現在、世界には超富裕層は62万7000人いて、2023年は世界で4.2%増加し、北米では7.2%増加した。ナイト・フランクは、世界の富裕層の数はインドや中国によって、今後5年間で28%急増すると予測している。
「金利の見通しの改善、アメリカ経済の堅調な業績、株式市場の急上昇が世界の富の創出を助けた」と、ナイト・フランクのグローバル・ヘッド・リサーチのリアム・ベイリー(Liam Bailey)はプレスリリースで述べた。
全体で見ると、アメリカ人は豊かになってきている。連邦準備制度理事会(FRB)の消費者支出調査によると2019年から2022年にインフレを考慮した純資産の中間値が19万2000ドル(約2780万円)と、37%の増加となった。これは、住宅と株価の高騰とパンデミック中の政府による給付金によって後押しされた。
だが、アメリカで収入レベルが80〜90パーセンタイルの人の資産の中央値は69%増加し、下位の20パーセンタイルの資産は24%増加した。2022年、上位10パーセンタイルの資産の中央値は256万ドル(約3億8400万円)で、下位20パーセンタイルではわずか1万4000ドル(約203万円)だった。
ナイト・フランクの報告書では、今後20年間でサイレント世代(70歳代後半から90歳以上)とベビーブーマー(50歳代後半から70歳代半ば)から若い世代に移る資産が90兆ドル(約1京3000兆円)に上ると指摘し、ミレニアル世代はかつてないほど裕福な世代になると予測されると述べている。
一方、世界銀行のデータによると、富裕国と貧困国との不平等が引き続き広がっている。モナコのような国は、税法のため富裕層を魅了し続けていると報告書は指摘している。
「我々の調査結果では、国によって富の分布にかなりの差があり、小さい国や地域ほど高い値が出やすい」とナイト・フランクのベイリーは述べている。
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