焦点：景気動向指数、払拭できない「息切れ感」 正念場の政府判断

［東京 ５日 ロイター］ - 内閣府が５日発表した２月景気動向指数（ＣＩ）は、景気の現状を示す一致指数と先行指数がともに前月比プラスに転じた。ただ、機械的に算出した指数判断はなお「下方への局面変化」としており、景気の息切れ感は完全に払拭し切れてはいない。消費税率１０％への引き上げまで残すところ半年を切るなかで、政府は、景況判断を維持できるのか正念場を迎えている。

[东京5路透社] - 内阁办公室于2月5日公布，同步指数和领先指数显示当前经济状况，环比呈现正增长态势。然而，机械计算的指数判断仍然是“向下相变”，经济的呼吸困难感并没有完全消失。在不到半年的时间里，将消费税率提高到10％，政府是否能够维持商业状况的判断已达到临界点。

２月景気動向指数のうち、景気の現状を示す一致指数が速報ベースで９８．８と、前月から０．７ポイントの上昇だった。上昇は４カ月ぶり。先行指数も６カ月ぶりにプラスに転じ、９７．４と前月からは０．９ポイント上昇した。

在2月经济趋势指数中，显示当前经济状况的同步指数较上月上升0.7点至98.8。它已经持续了四个月。领先指数也在六个月内首次出现正增长，从上个月的0.9点上升至97.4。

指数算出に使う９つの統計のうち、１月は公表されていた７つすべてがマイナスに寄与した。２月は、１）耐久消費財出荷指数、２）投資財出荷指数、３）生産指数――の３つがプラスに寄与し、専門家からは「先行きへの不安から、すでに生産を抑制する動きがあったことで在庫の積み上がりがなく、需要さえ持ち直せば、生産が持ち直す可能性もある」（ＳＭＢＣ日興証券・シニアエコノミスト、宮前耕也氏）との声が出ている。

在用于计算指数的9个统计数据中，1月份发布的所有7个统计数据均为负数。 2月，3）1）耐用品出货指数，2）投资品出货指数，3）生产指数 - 积极贡献，并从专家，对未来的焦虑，已经抑制生产的运动因此，没有库存积累，如果需求恢复，生产可能会恢复。（SMBC日兴证券，高级经济师，Koya Miyamae先生）

もっとも楽観はできない。一致指数の基調判断は２月も「下方への局面変化」に据え置かれたが、３月の景気動向指数では、さらなる引き下げも視野に入っている。

我不能最乐观。尽管2月份同步指数的基调判断仍未改变为“向下相变”，但3月份的经济趋势指数也在考虑进一步下调。

内閣府が公表している「ＣＩによる景気の基調判断」の基準によると、３カ月以上連続して３カ月後方移動平均が下降し、かつ当月の前月差の符号がマイナスになると、景気後退の可能性が高いことを示す「悪化」へと機械的に引き下げられる。

据的内阁府已出版“的主题由CI确定经济”，3个月或以上连续三个月向后移动平均值被降低的标准，并且当前月份当上个月的差异变为负值时，它会机械地减少到“恶化”，这表明经济衰退的可能性很高。

一致指数の３カ月後方移動平均は、２０１８年１０月にプラス０．５３だった以降は１１月がマイナス０．２７、１２月がマイナス０．１６、１９年１月がマイナス１．８７、２月がマイナス１．０３と４カ月連続で下降を続けた。

2018年10月，同步指数的3个月向后移动平均值为0.53，11月为0.23，12月为0.2。 1月和1月19日19：-1。87，2月持续下跌1.0个月和连续4个月。

今回は、一致指数の符号がプラスだったため、機械的な判断引き下げは免れた。だが、第一生命経済研究所・主席エコノミスト、新家義貴氏は「実質的にはすでに『悪化』といっても差し支えない状況」と指摘する。

这次，巧合指数的符号为正，因此避免了机械判断的减少。但第一生命经济研究所首席经济学家Yoshitaka Shinie指出，“可以说它实际上是”恶化。

茂木敏充経済再生担当相は３月２０日、月例経済報告後の記者会見で、景気回復期間が今年１月に戦後最長を更新した可能性について「認識は変わっていない」と強調したが、政府の総合判断とは裏腹に「今後さらに輸出が落ち込むようだと政府判断との整合性が怪しくなる」（国内金融機関）との指摘も、市場にはある。

茂木敏充经济复苏部长3月20日在月度经济报告后的记者会上，经济复苏期的可能性在今年更新了战后最长的月份尽管他强调“承认没有改变”，但与政府的一般判断相反，“如果出口可能在未来进一步下滑，那么与政府判断的一致性将是值得怀疑的”（国内金融机构）也指出市场是的