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概要:クレディ・スイス・グループは16日、カバードローン・ファシリティーの下で、スイス国立銀行(中央銀行)から最大500億スイス・フラン(約7兆1500億円)を借り入れる計画を発表した。市場で急激に落ち込んだ同行への信頼回復に努める。
クレディ・スイス・グループは16日、カバードローン・ファシリティーの下で、スイス国立銀行(中央銀行)から最大500億スイス・フラン(約7兆1500億円)を借り入れる計画を発表した。市場で急激に落ち込んだ同行への信頼回復に努める。
クレディ・スイスの発表文によれば、同行はドル建て・ユーロ建ての社債最大約30億フラン相当を公開で買い戻す方針だ。
ウルリッヒ・ケルナー最高経営責任者(CEO)はその中で、「クレディ・スイスが戦略的転換を続ける上で、こうした措置は当行を強化する断固とした行動を示すものだ」と指摘。「顧客ニーズに合わせ一段とシンプルで的を絞った銀行となるよう、チーム一丸で迅速に前進する決意だ」と説明した。
クレディ・スイス・グループはスイス中銀から最大500億スイス・フランを借り入れる計画
Source: Bloomberg
スイスの大手銀行としては2008年の金融危機以来となる異例の措置で、クレディ・スイスの財務てこ入れでは最大規模となる。世界的に銀行株が売りを浴びる状況にあって、経営立て直しへの市場の疑念が根強い同行の株価は15日のチューリヒ市場の取引で最大31%下落し、社債価格はディストレスト債のレベルにまで落ち込んだ。
公開買い戻しの対象となる社債は最大25億ドル(約3323億円)相当のドル建て優先債10本と、最大5億ユーロ(約704億円)相当のユーロ建て優先債4本。
クレディ・スイスは昨年10月にも約30億ドル相当の社債買い戻しを提案。当時の発表では、「市場環境を利用し魅力的な価格で債務を買い戻す」としていた。
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今回の場合、クレディ・スイスの筆頭株主であるサウジ・ナショナル・バンクのアンマル・フダリ会長が同行に追加投資をすることはないと明言したことを契機に混乱が拡大。スイス中銀と連邦金融市場監督機構(FINMA)が同行の安定化策を協議したと、ブルームバーグは事情に詳しい関係者の話として早い段階で伝えていた。
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