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概要:21日の欧州株は上昇。週間ベースで2週連続高となった。投資家は中央銀行の利上げ見通しを意識した。
21日の欧州株は上昇。週間ベースで2週連続高となった。投資家は中央銀行の利上げ見通しを意識した。
ストックス欧州600指数は0.3%高。週間では1%近い上昇となった。この日はテクノロジー株が下落。四半期決算が期待外れだったソフトウエア大手の独SAPは大幅に下げ、昨年12月以来の4.2%安で引けた。鉱業株も安い。一方でエネルギー株は上昇した。
欧州債市場ではドイツ債が反発。10年債を中心に上昇した。欧州中央銀行(ECB)による来週の政策判断発表を控えて、トレーダーはECBの利上げ見通しを引き下げた。
短期金融市場ではECBが来週決定する利上げ幅を24ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)織り込んでいる。ターミナルレートは年末に3.97%。
英国債の利回り曲線はブルスティープ化。短期金融市場で見込まれるイングランド銀行(英中央銀行)のピーク金利は来年2月に5.93%だった。
7月21日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)
債券 | 直近利回り | 前営業日比 |
---|---|---|
独国債2年物 | 3.09% | -0.03 |
独国債10年物 | 2.47% | -0.02 |
英国債10年物 | 4.28% | +0.00 |
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