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概要:午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比396円46銭高の3万2700円71銭と反発した。為替が円安に振れたことなどが支えとなり、自動車など輸出関連企業が堅調だったほか、指数寄与度の大きい銘柄も軒並み買われた。
7月24日、午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比396円46銭高の3万2700円71銭と反発した。
[東京 24日 ロイター] - 午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比396円46銭高の3万2700円71銭と反発した。為替が円安に振れたことなどが支えとなり、自動車など輸出関連企業が堅調だったほか、指数寄与度の大きい銘柄も軒並み買われた。
日経平均は343円高と堅調にスタートした後も上げ幅を拡大し、株価は一時前営業日比約450円高の3万2756円62銭まで上昇した。為替の円安がサポート材料となったほか、前週末にかけて下落した反動で買い戻しの動きが出た。一方、日銀による金融政策の現状維持報道を受け、銀行株は軟調に推移した。
日銀が今月の会合で金融政策の現状維持を決めると先週報じられたことで、為替が円安に振れたが、SMBC信託銀行の山口真弘投資調査部長は為替の円安が一服していることや、週内に重要イベントを控えていることから、後場の日本株は「徐々に上値が重くなっていくとみている」と述べた。
TOPIXは0.83%高の2280.88ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は1兆5328億5000万円だった。東証33業種では、値上がりは鉄鋼や鉱業、輸送用機器など31業種で、値下がりは銀行や海運の2業種だった。
個別では、ファーストリテイリングが2.4%高、東京エレクトロンが2.5%高で、2銘柄で指数を134円程度押し上げた。為替の円安基調を受けSUBARUやホンダなど、自動車株も軒並み堅調。一方、三菱UFJフィナンシャル・グループは1.8%安となるなど、銀行株は軟調だった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1534銘柄(83%)、値下がりは246銘柄(13%)、変わらずは54銘柄(2%)だった。
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