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概要:米連邦公開市場委員会(FOMC)は25、26日に開催した定例会合で、主要政策金利を0.25ポイント引き上げることを決定。一段のインフレ沈静化に向けて政策を微調整する中、さらなる利上げに動く可能性も残した。
米連邦公開市場委員会(FOMC)は25、26日に開催した定例会合で、主要政策金利を0.25ポイント引き上げることを決定。一段のインフレ沈静化に向けて政策を微調整する中、さらなる利上げに動く可能性も残した。
フェデラルファンド(FF)金利誘導目標レンジは5.25-5.5%で、22年ぶりの高水準となった。今回の政策決定は全会一致。
これについての市場関係者の見方は以下の通り。
◎トレードステーションのマーケット・インテリジェンス担当バイスプレジデント、デービッド・ラッセル氏:
米金融当局は様子見モードだ。9月のFOMC会合まであと2カ月分の雇用・インフレのデータの発表があるため、今のところ何か変更する理由はない。投資家は現時点でこの件は過ぎたこととして企業業績に再び注意を向けることが可能だ。
◎インデペンデント・アドバイザー・アライアンス(IAA)の最高投資責任者(CIO)、クリス・ザキャレリ氏:
この日のFOMC会合は誰にとっても何らかの材料があった。弱気派は、全ての会合はライブでありコアインフレ率は「かなり高い」としたパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言に言及できる。
強気派は、9月の次回会合で利上げを見送り金利据え置くことも容易に想定できるとしたパウエル議長の指摘に言及できる。
◎グローバルXのジョン・メイヤーCIO:
米金融当局は現行の利上げサイクルの終わりに近づいているようだが、自ら行動の余地を狭めているわけではない。
当局は年内の追加利上げの可能性を残している。それは当局が柔軟な姿勢を維持しており、経済にどんな紆余(うよ)曲折があっても対応できるように準備していることを示している。
◎モーニングスターの米国担当チーフエコノミスト、プレストン・コールドウェル氏:
この日の会合で米金融当局の利上げは最後になると予想する。経済成長率は、経済に広範なディスインフレ圧力をもたらすのに通常必要な、トレンドを下回るペースに鈍化する兆しをまだ見せていないが、供給サイドの制約緩和でインフレ率は鈍化の兆しを示している。従って年内残り3回の会合での利上げ休止をわれわれは見込む。
◎プリンシパル・アセット・マネジメントのチーフ・グローバルストラテジスト、シーマ・シャー氏:
FOMCの声明はあくびが出るような内容であるものの、当局は今後の金融政策会合が毎回、開催してみないと結果が分からない「ライブ」なものと考えていることが大まかなシグナルだ。
インフレ鈍化と労働市場の逼迫(ひっぱく)という紛らわしいシグナルを考えれば、あらゆる選択肢を残しておくことが賢明なアプローチと思われる。
◎キー・プライベート・バンクの債券担当マネジングディレクター、ラジーブ・シャルマ氏:
われわれの見解では、利上げサイクルは終了し、米金融当局は年内利上げを休止する。イールドカーブのフロントエンドで利回りが若干低下していることから、直近の市場の反応もこの見方を支持している。
◎マニュライフ・インベストメント・マネジメントのグローバル・チーフエコノミスト、フランシス・ドナルド氏:
われわれの基本シナリオでは、米金融当局の次の動きは恐らく利下げになるだろうが、それを目にするには2024年までかかるだろう。
ただ、パウエルFRB議長は、市場が利下げを早計に織り込みインフレ期待を再燃させることのないよう、利上げする構えを維持し続けるしかない。
◎オアンダのシニアマーケットアナリスト、エドワード・モヤ氏:
米金融当局は将来の追加利上げの選択肢を維持しているが、恐らくその必要性はない。景気が軟化して企業は信用状況引き締まりの影響を感じ始め、ディスインフレのプロセスは続くだろう。
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