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概要:ソニーグループが急落している。9日に2024年3月期の連結純利益(国際会計基準)予想の上方修正を発表したものの市場予想に届かなかったほか、家庭用ゲーム機「プレイステーション5」の販売が期待に届かないとの見方があり、嫌気する動きが先行している。株価は一時6.7%安に下落した。
8月10日、ソニーグループが急落している。9日に2024年3月期の連結純利益(国際会計基準)予想の上方修正を発表したものの市場予想に届かなかったほか、家庭用ゲーム機「プレイステーション5」の販売が期待に届かないとの見方があり、嫌気する動きが先行している。都内で2月16日撮影(2023年 ロイター/Issei Kato)
[東京 10日 ロイター] - ソニーグループが急落している。9日に2024年3月期の連結純利益(国際会計基準)予想の上方修正を発表したものの市場予想に届かなかったほか、家庭用ゲーム機「プレイステーション5」の販売が期待に届かないとの見方があり、嫌気する動きが先行している。株価は一時6.7%安に下落した。
純利益予想は、法人税の減額で従来の8400億円から前年同期比14.5%減の8600億円へと引き上げたが、IBESがまとめたアナリスト21人による連結純利益の予想平均は9154億円を下回った。一方、4―6月期の純利益は市場予想を上回り「上振れ余地はありそうだ。売り込まれるほどには悪くない」(国内証券のアナリスト)との声もある。
ソフトウエアの販売増や為替の影響でゲーム事業が上振れる見通しなどとして、売上高予想は前年比11.2%増の12兆2000億円に上方修正した。営業利益予想は半導体画像センサーの利益見通し減額が響き、同10.2%減の1兆1700億円で据え置いた。
プレイステーション5は「販売台数が330万台にとどまった上、在庫が増えており、年間目標2500万台の達成は難しそうだ。先代のPS4を超えて成功するとの期待が後退している」(東洋証券の安田秀樹シニアアナリスト)との見方も聞かれる。
ソニーGの十時裕樹社長は決算会見で「年末までに(目標に)追いつける可能性はある」と述べた。7月から開始した販売促進策で足元改善がみられるとした。
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