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概要:トランプ前米大統領は主要資産の価値を水増しすることで、純資産を年間で最大36億ドル(約5300億円)過大評価していたと、ニューヨーク州のジェームズ司法長官が8日の法廷文書で主張した。同長官が先週明らかにした推定値を大幅に上方修正した。
2023年9月9日 5:30 JST
「山のような証拠」の一部-民事の詐欺訴訟でジェームズ司法長官
銀行や保険会社を欺いて有利な条件で取引するのが狙い-法廷文書
トランプ前米大統領は主要資産の価値を水増しすることで、純資産を年間で最大36億ドル(約5300億円)過大評価していたと、ニューヨーク州のジェームズ司法長官が8日の法廷文書で主張した。同長官が先週明らかにした推定値を大幅に上方修正した。
トランプ氏に対する民事の詐欺訴訟に関する文書によれば、2011年から2021年までのほぼ毎年において、トランプ氏は数十億ドル規模で純資産を過大評価していたと司法長官は主張。そのうちの7年間は、誇張された同氏の富が30億ドルを超えていたという。これはトランプ氏に対する「山のような証拠」の一部だと司法長官は説明した。
トランプ氏が純資産を過大評価したのは、銀行や保険会社を欺いて有利な条件で金融取引を成立させるためだとジェームズ司法長官は主張している。
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