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概要:8月の米消費者物価指数(CPI)統計では、食品とエネルギーを除くコア指数が前月比で予想を上回る伸びとなり、米金融当局による追加利上げに余地を残す格好となった。
8月の米消費者物価指数(CPI)統計では、食品とエネルギーを除くコア指数が前月比で予想を上回る伸びとなり、米金融当局による追加利上げに余地を残す格好となった。
米コアCPI、8月は前月比で半年ぶり加速-年内追加利上げに道 (2)
8月CPIに関する市場関係者の見方は以下の通り。
◎プリンシパル・アセット・マネジメントのチーフ・グローバル・ストラテジスト、シーマ・シャー氏
今回の数字は来週の連邦公開市場委員会(FOMC)会合を利上げに傾けるほどではないが、11月会合での休止か利上げかという疑問が完全に払拭された訳でもない。最近のエネルギー価格の上昇を踏まえれば、総合CPIの上昇は驚くことではなく、金融当局もこの数字は気にしないだろう。しかし、コアインフレは減速しないまでも横ばいというのが広く予想されていた。それだけに、上振れサプライズは恐らく金融当局に後味の悪さを残し、まだやるべきことが残されているという考えを捨てさせないだろう。
◎ノースエンド・プライベート・ウェルスの最高投資責任者(CIO)、アレックス・マクグラス氏
8月CPI統計が短期的に重大な影響を与えることはないだろう。ただ、9月と10月のCPIが引き続き高水準で推移すれば、米金融当局はもう1回利上げを行う可能性が高いとわれわれは考える。
◎インディペンデント・アドバイザー・アライアンスのCIO、クリス・ザカレリ氏
これは投資家が期待していたゴルディロックス的な数字ではないが、市場はなおレンジ内での取引となり得る。インフレは米金融当局が行動を続けるのに十分なほど高い一方で、「当局の仕事はほぼ終わった」というシナリオを撤回するほどには高くないからだ。景気が底堅く推移し、インフレが再燃しない限り、相場は季節的に弱い9月と10月を過ぎれば年末にかけて上昇する可能性がある。
◎ロンバー・オディエ・アセット・マネジメントのマクロ調査担当責任者、フロリアン・イエルポ氏
8月CPI統計により、米金融当局はより違和感なく様子見姿勢を取れる。予想より若干高かったインフレはエネルギー価格の変動によるもので、金融当局が現時点で過度に心配する必要はない。
◎ミトン・グループのファンドマネジャー、ヒュー・グリーブス氏
総合CPIが前年同月比では2カ月連続で加速したが、コアCPIが前年同月比で引き続き鈍化したことに米金融当局は安堵(あんど)するだろう。彼らが懸念するのは、エネルギーコストの上昇が経済全体に波及し始め、年末にかけてコアインフレが再び上昇するリスクが高まり、さらなる利上げを余儀なくされることだ。
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