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米高格付け企業の起債が集中、ＣＰＩ・ＰＰＩ発表に先んじる動き
概要：米国の消費者物価指数（ＣＰＩ）と生産者物価指数（ＰＰＩ）が今週発表されるのを控え、12日の米社債発行市場では投資適格級の企業による起債が集中した。
12日はＢｏｆＡやインテュイットなど少なくとも11社が起債
注目の米物価統計発表後の市場の反応を警戒
米国の消費者物価指数（ＣＰＩ）と生産者物価指数（ＰＰＩ）が今週発表されるのを控え、12日の米社債発行市場では投資適格級の企業による起債が集中した。
バンク・オブ・アメリカ（ＢｏｆＡ）やインテュイットなど、少なくとも11社の高格付け企業が12日に起債した。引き受け関係者を対象にした非公式の調査では６社による起債が見込まれていたが、実際にはその２倍近くとなった。
13日のＣＰＩと14日のＰＰＩの発表後に見込まれる市場の反応による影響を回避するため、発行体がこの時期を選んだ。20日には米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）の会合を控えていることもあり、物価統計の発表後に起債のペースは鈍化すると見込まれる。
ブルームバーグがまとめたデータによると、12日には総額190億5000万ドル（約２兆8000億円）相当の社債が条件決定する予定で、週間の起債総額は300億ドルに達する見込み。
ＢｏｆＡの担当者はコメントを控えた。インテュイットの担当者はコメントの要請に返答していない。
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