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ソシエテ、自己資本比率さらに低下へ－ＥＣＢの仕組み商品巡る調査で
概要：フランスの銀行、ソシエテ・ジェネラルは仕組み商品事業に関する当局調査を受け、自己資本比率が従来の推計より低下する見通しだ。一方、同行は財務基盤の強化を目指している。
ＣＥＴ１比率、ＥＣＢ調査で約20ｂｐ押し下げられると予想
財務体質強化計画、クルパＣＥＯが掲げる新戦略プランの柱の一つ
フランスの銀行、ソシエテ・ジェネラルは仕組み商品事業に関する当局調査を受け、自己資本比率が従来の推計より低下する見通しだ。一方、同行は財務基盤の強化を目指している。
欧州中央銀行（ＥＣＢ）の調査を受けて、ソシエテの普通株等ティア１（ＣＥＴ１）比率は約20ベーシスポイント（ｂｐ、１ｂｐ＝0.01％）押し下げられると、クレール・デュマ最高財務責任者（ＣＦＯ）が18日、ロンドンで開催された投資家向けイベントで述べた。これにより、規制上の問題によるＣＥＴ１比率の低下幅は今年約50ｂｐとなる見込み。従来見通しは30ｂｐだった。
財務体質を強化する計画は、同イベントでスワボミル・クルパ新最高経営責任者（ＣＥＯ）が発表した新戦略の柱の一つ。その一環として、配当性向目標レンジを引き下げるとともに、今後数年間は収入が伸びない可能性があると述べた。
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