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概要:全米自動車労組(UAW)は19日、3大自動車メーカー(ビッグスリー)に対するストライキの拡大を検討した。前日にUAWのショーン・フェイン委員長は、ビッグスリーが交渉で譲歩しない場合はより多くの生産工場がストに直面すると述べていた。
バイデン政権はまだ当局者をデトロイトに派遣せず
ステランティス幹部、ストの影響をカバーするのに十分な在庫ある
全米自動車労組(UAW)は19日、3大自動車メーカー(ビッグスリー)に対するストライキの拡大を検討した。前日にUAWのショーン・フェイン委員長は、ビッグスリーが交渉で譲歩しない場合はより多くの生産工場がストに直面すると述べていた。
事情に詳しい関係者によると、UAWは米東部時間22日午前10時(日本時間同日午後11時)にフェイスブックのライブイベントを行い、ストを拡大するかどうかを議論する可能性が高い。
フェイン委員長は18日にフェイスブックに投稿した動画で、「ビッグスリーが問題の核心に踏み込んでわれわれと共に交渉の前進に取り組むか、それともより多くの支部にストへの参加を呼び掛けることになるか、どちらかだ」と話していた。
事情に詳しい複数の関係者によれば、ゼネラル・モーターズ(GM)、フォード・モーター、ステランティスとUAWの交渉は続いている。
ステランティスの北米担当最高執行責任者(COO)、マーク・スチュワート氏は19日のNBCとのインタビューで、UAWとの交渉は継続中だと述べた。同氏はまたストによる影響をカバーするのに十分な在庫があると説明した。S&Pグローバル・モビリティーによると、ストによって1日当たり約3200台のビッグスリーの生産が阻害されている。
オハイオ州トレドのステランティス生産施設近くのUAW組合員(9月18日)
バイデン政権は19日もスト交渉を引き続き注視したが、スー労働長官代行とミシガン州出身の大統領顧問ジーン・スパーリング氏のデトロイトへの派遣はまだ行わないとした。バイデン大統領は先週、両氏をデトロイトに派遣すると表明していた。
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