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オラクル、長期の年間売上高目標650億ドルを確認－クラウド拡大通じ
概要：ソフトウエアメーカーの米オラクルは2026年度までに年間売上高が約650億ドル（約９兆5900億円）に達するとの見通しを確認した。これは１年前に同社幹部が初めて示した予測。直近の四半期決算に失望した投資家にとってはさえないメッセージとなった。
2026年度までに達成目指すと、１年前に幹部が初めて示した予測
クラウドインフラ事業、グーグルが明確に視野に入っていると幹部
ソフトウエアメーカーの米オラクルは2026年度までに年間売上高が約650億ドル（約９兆5900億円）に達するとの見通しを確認した。これは１年前に同社幹部が初めて示した予測。直近の四半期決算に失望した投資家にとってはさえないメッセージとなった。
エグゼクティブバイスプレジデントのダグラス・ケーリング氏は21日、オラクル主催のアナリスト向け年次会合で、26年度までに営業利益率を45％、１株利益伸び率を年10％強にするという従来見通しとともに、売上高目標の達成も確信していると述べた。
オラクルはクラウドコンピューティング能力とストレージのレンタル事業について、アマゾン・ドット・コムやマイクロソフト、アルファベット傘下グーグルに大きく出遅れていたが、事業拡大に力を入れている。投資家の間では、オラクルのクラウド提供が急拡大し、人工知能（ＡＩ）製品に必要な演算のニーズを取り込めるとの楽観的見方が強まっている。
ケーリング氏は自社のクラウドインフラ事業について、「現時点でグーグルが明確に視野に入っている」と指摘した。同事業は23年５月期売上高が50億ドルで、オラクル全体の売上高の10％程度に過ぎない。
オラクルの株価終値は3.1％安の109.43ドル。
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