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概要:10月の米求人件数は2021年3月以来の低水準となり、労働市場が冷え込みつつあることを示唆した。
2023年12月6日 0:13 JST
離職率は4カ月連続で2.3%、2021年1月以来の低水準
失業者1人に対する求人件数は1.3件、2021年半ば以来の低水準
米求人件数
出所:米労働省
採用はわずかに減少し、レイオフはほぼ変わらずだった。
求人件数はブルームバーグが実施したエコノミスト調査の全予想を下回った。減少は広範なセクターにわたり、ヘルスケアや金融、宿泊・食品サービスで目立った。
自発的離職者の割合である離職率は4カ月連続で2.3%と、2021年1月以来の低水準が続いた。離職率の低下は、労働者が別の仕事を見つける自信が薄れている現状や、転職の際の賃金上昇幅が小さくなっていることを示している。
失業者1人に対する求人件数は1.3件と、2021年半ば以来の水準に低下した。この数字は労働市場の逼迫(ひっぱく)を依然示しているものの、過去1年間で大幅に低下している。ピークの2022年には2件に達していた。
この調査は回答率が低いことから、信頼性を疑問視するエコノミストもいる。
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